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6 月定例市議会において、一部予算を修正した「修正予算案」を賛成多数により可決しましたが、減額の対象となった「歴史・文化ゾーン内駐車場管理システム・看板等整備事業(以下、「本事業」という)」に関しまして、市民の皆様から様々なご意見が寄せられておりますので、市議会の審議における経緯やその過程で考慮されたことについてお知らせいたします。
延岡城・内藤記念博物館は、本年 9 月 23 日開館予定となっております。そのため、市から当面の混雑の解消を、看板設置(819 万 1 千円)や誘導員の配置(2,210 万 3 千円)などにより実施するとして、別事業が提案されており、これについては承認されております。
一方で、修正となった本事業は、いまだ設計中(工期:~令和 4 年 9 月 30 日)でありながら、多額の事業費(2 億 9,340 万円)が予算として提案されましたので、様々な角度から質疑がなされ、審議が行われました。
その結果、市議会としましては、費用対効果の検証を十分に行った結果であるとは認められず、事業規模、費用面からも、現時点での着手は適当ではないと判断いたしました。
さらに、来訪者の受け入れ体制の整備はもとより、周辺にお住いの地域住民の皆様の不安の解消に努めることは重要な課題であるとの認識は一致しておりますので、承認するとした別事業による当面の来訪者の受け入れ対策をしっかりと実施してほしいと要望しました。