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延岡市津波ハザードマップ
(1)延岡市津波ハザードマップ(南海トラフ巨大地震津波想定)
宮崎県の新たな最大クラスの津波による浸水域と浸水深を想定した「津波浸水想定(H25年2月宮崎県公表)」を基に、下記「(2)指定緊急避難場所」の見直し指定作業を行った結果を反映した「延岡市津波ハザードマップ」を作成いたしました。
津波から身を守るためには、迅速な避難が第一です。そのためには、今回の「津波ハザードマップ」を踏まえて、津波到達までの時間を考慮しながら、地域で避難訓練をくり返し実施することで、1分でも早く避難できる体制や、近隣で声を掛け協力して避難する体制づくりも重要となります。
このマップを参考に、浸水が想定されていない地域の方も、家族で事前の備えについて話し合いましょう。
- 自宅や職場、学校のほか、普段からよく行く所などの浸水域・浸水深・避難場所等を確認しましょう。
- 津波は家族が一緒のときに起こるとは限りません。家族でお互いを信頼し、もしバラバラで避難しても後で無事に再会できるように、各自の避難場所や連絡方法などを普段から話し合いましょう。また、実際に避難場所まで歩いてみて、避難ルートが幾つあるか、途中に危険な箇所がないかなどを確認しておきましょう。
- 万が一津波が発生し避難を行う際には、このマップの想定にとらわれず、避難場所よりも高い場所に避難できる場合には、そこまで登って避難するなど、「個人として」その時に考えられる最善の努力をおこないましょう。
五十音検索 ※令和5年9月1日更新分です。
- 表紙 裏面 [PDFファイル/30.38MB]
- 地震・津波の想定内容[PDFファイル/300KB]
- 津波浸水広域図(1) [PDFファイル/27.41MB]
- 津波浸水広域図(2) [PDFファイル/34.19MB]
(2)津波発生時の指定緊急避難場所一覧(南海トラフ巨大地震津波想定)
本市の津波発生時の指定緊急避難場所の指定につきましては、東日本大震災以降、平成23年度には、津波避難勧告対象地域を中心に、平成24年度には、日豊本線より東側を対象に津波発生時の一時避難場所の高さ11.5メートルを基準に選定し、その耐震性についても考慮しながら、地区の区長等や施設の管理者等と協議を行い一時避難場所を指定したところです。
その後、宮崎県津波浸水想定のデータを基に、一時避難場所の検証や見直しを実施した結果、現時点で421箇所を指定緊急避難場所を指定しています。
津波発生時の指定緊急避難場所一覧 [PDFファイル/269KB]
(参考)津波ハザードマップの基になっている「宮崎県の新たな津波浸水想定」の概要
1.概要
宮崎県の新たな津波浸水想定は、平成24年8月に内閣府が公表した「南海トラフ巨大地震」による津波想定に、県独自の日向灘地震モデルによる津波想定も加えて策定されたものです。
この「津波浸水想定」は、現在の科学的知見を基に、最大クラスの津波が悪条件下で発生した場合に想定される浸水の区域(浸水域)と水深(浸水深)を表しています。
「津波浸水想定」データ(PDFファイル)[PDFファイル/9.12MB]
2.内閣府が公表した想定と県の新たな「津波浸水想定」との違い
今回の県の新たな「津波浸水想定」は、平成24年8月に内閣府が公表した「南海トラフ巨大地震」モデル11ケース(ケース1~11)のうち、宮崎県北部沿岸に最大の影響を及ぼすケース11の地震モデルと、県が独自に想定した日向灘を中心とする地震モデルの津波シミュレーションによる浸水域と浸水深を重ね、最大の浸水域、浸水深を一つの図面として作成しています。
《内閣府による想定と県の新たな「津波浸水想定」の比較》 (延岡市域)
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24年8月内閣府の「南海トラフ巨大地震」の津波浸水想定 (ケース11) |
県の新たな津波浸水想定 (最大ケース) |
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想定される地震の規模 (M:マグニチュード) |
M9.1 |
M9.1 |
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想定される津波最大値 ( )は平均値 |
14メートル (平均11メートル) |
14メートル (平均11メートル) |
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津波到達までの時間 (津波高1メートル) |
18分 |
17分 |
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津波到達までの時間 (津波高10メートル) |
32分 |
25分 |
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津波による浸水面積 (1センチメートル以上) |
2,920ヘクタール |
3,140ヘクタール |
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主な条件 |
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