本文
このほど、九州保健福祉大学薬学部の佐藤圭創教授(県北地域の感染者の入院調整等に携わっておられます)が、新型コロナウイルスの後遺症の調査を行いました。
その結果、延岡市内の宿泊療養施設に入所した無症状、軽症者約120名のうち、約35%に後遺症が確認されています。
後遺症には、「全身の倦怠感」「頭痛」「せき・たん」「微熱」「のどの痛み」「味覚・嗅覚障害」などに加え、4名に1名ほど「脱毛」が確認されたとのことです。
また、宿泊施設療養中には無症状だった方が、退所後に「筋肉痛」「倦怠感」「せき」「微熱」などの症状が出たり、1ヶ月半程度症状が続いた方や、ぜんそくのような息苦しさを訴える方もいたとのことです。
若い世代は感染しても症状が出にくいとも言われていますが、佐藤教授の調査では、無症状や軽症者でも後遺症が出ることが判明していることから、若い世代でも後遺症に苦しむおそれがあります。
無症状や軽症者でも後遺症が確認されていますので、感染しても症状が出にくいと言われている若い世代の方々も感染対策を徹底して下さい。
また、マスク着用は、自分が感染しないだけでなく、周囲に感染をうつさないため、自分の大切な人を守るためにも必要なことです。
市民の皆様におかれましては、今一度、マスク着用を徹底し、感染防止対策に努めていただきますようお願いします。