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【中小企業の皆様へ】中期経営計画策定・実践に関する報告書を作成しました~3年後の利益倍増を目指しませんか~
中期経営計画策定・実践に関する報告書
延岡市と宮崎県工業会県北地区部会では、県北地域の将来の展望とそれを実現するための施策を示すことを目的とし、「10年後の売上倍増」というスローガンを掲げ、工業振興ビジョン(第3次)を平成28年3月に策定しております。
ビジョンの施策(アクションプラン)の推進組織の一つである事業構造改革・企業体質強化分科会(以下、『分科会』といいます。)では、各種取組を推進してきましたが、その中で新たに「3年後の利益倍増」という分科会の目標を掲げました。利益倍増のためには、会社全体として自社の現状や強み、課題等を把握したうえで継続して改善活動に取り組む必要性があるため、分科会では中期的な視点に立った経営の指針となる『中期経営計画』(中期計画)の策定に重点的に取り組んできました。
今回、中期計画の重要性、具体的な策定方法を報告書としてまとめました。中小企業の方にとって、中期経営計画を策定することの必要性やその方法について理解いただける内容になっておりますので、ぜひご活用ください。
中期経営計画策定・実践に関する報告書[PDFファイル/1013KB]
※冊子は工業振興課窓口、宮崎県工業会県北分室にて配布も行っています
中期計画を策定するメリット
「中期計画を作成しなくても、自分の頭の中に計画は入っている」という経営者の方もいらっしゃいます。しかし、中期計画を実際に策定し、経営者だけでなく誰もが見られる状態にすることで、以下のようなメリットが期待できます。
- 企業が今後向かう方向とプロセス、目標や戦略を明確にでき、必要に応じて修正できる
- 自社の課題を浮き彫りにし、従業員の意思統一を図りながら行動を実行できる
- 目標達成の可能性を高めることができる
- 中期計画により、半年・1年でのレビュー(検証)とフォローアップが可能になる
こういったメリットは、実際に中期計画を策定することでしか見えづらい部分もありますが、間違いなく利益改善、利益倍増に向け必要なことだと考えています。ぜひ報告書をご覧いただき、「自社でも作成してみたい」という場合には、以下の様式や策定に関する支援をご検討ください。
中期計画の様式
中期計画の策定には決まった様式はありませんが、分科会では中小企業の生産性向上に向けた改善の取り組みや、中期計画策定等による経営サポートを行っている「スマートものづくりカイゼン塾(代表渡井 俊行氏)」の協力のもと、中小企業でも比較的容易に作成できるシンプルで分かりやすく数ページで収まる様式を作成しました。
以下の様式は報告書に記載しているものです。ぜひ自社の中期計画策定や見直しの際の参考としてご活用ください。
- 経営計画様式(中計/短計)[Excelファイル/27KB]
- 経営数値計画(ワンシート経営計画)[Excelファイル/144KB]
- 経営計画フォローアップシート[Excelファイル/16KB]
- 人員計画様式(人員推移表)[Excelファイル/16KB]
※それぞれのシートに記入例を掲載しています
中期計画策定に関する支援
自社で中期計画を策定する際に、「どうやって進めて良いか分からない」、「なかなか時間が無い」といったお悩みがある場合は、外部の専門家や支援機関等に相談し、専門的な知見や客観的な視点を取り入れることも有効です。
中期計画策定全般に関することは、まずはよろず支援拠点の延岡サテライトや、宮崎県工業会県北分室にご相談ください。
- よろず支援拠点延岡サテライト 問合せ先 Tel0985-74-0786
※まず県のよろず支援拠点で電話受付をし、その後延岡サテライトと日程等を調整する流れとなっています - 宮崎県工業会県北分室<外部リンク> 問合せ先 Tel0982-29-2141