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地域医療を守るための取り組み
救急医療体制の充実
ドクターヘリの導入で大きな一歩を踏み出した救急医療
救急医療体制の充実
今年4月から宮崎大学医学部附属病院にドクターヘリが導入されています。このドクターヘリの導入によって、消防からの要請により、基地病院である宮崎大学医学部附属病院から救急現場に出動し、患者を治療しながら、いち早く医療機関に搬送することができます。
これに伴い宮崎県北部の拠点病院である県立延岡病院に新しい救命救急センターと屋上へリポートが今年度中の完成を目指して整備されています。手狭となっていた救命救急センターを拡充し、敷地内にヘリポートを整備することでドクターヘリの離着陸にも活用する予定で、県北部の救急医療体制の充実につながることが期待されています。
延岡市消防本部管轄内のドクターヘリの運航実績は出動要請24件、うち搬送した件数が17件となっています。(10月22日現在)
診療体制改善
進む診療体制改善とメディカルタウン構想実現への歩み
関係者の尽力により着実に進む診療体制改善
医師の退職等によって県立延岡病院では複数の診療科が休診になっていましたが、精神科が今年4月から診療を再開しています。
さらに、来年4月には消化器系内科が診療を再開する予定になっています。また、メディカルタウン構想に基づき、宮崎県と延岡市が共同で宮崎大学に寄附講座「血液・血管先端医療学講座」を開設したことにより、研究の拠点である県立延岡病院に腎臓内科専門医が1人派遣され、2人体制となりました。その他にも延岡市医師会病院の医師の数も増えており、関係者の尽力により診療体制の改善が図られています。
本年2月1日に県立延岡病院に開設された
血液・血管先端医療学講座
ありがとうノート
ありがとうノートでつながる笑顔
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宮崎県北の地域医療を守る会の取り組み
平成21年2月に発足した『宮崎県北の地域医療を守る会』は、市民主導による「医師確保」を求める署名活動を皮切りに、地域医療を守るさまざまな活動を行っています。
今年度は、市内で医師の高齢化が著しい小児科について、将来にわたり安定した医療体制を確立するために、保護者の方々に対して適正受診を心がけていただくよう、保
育所・幼稚園を中心に啓発を進めています。
市民の皆さんもこのノートを医療機関でご覧になったときは、「感謝の言葉」を書き込んでみませんか?
人材育成
高齢化社会を支えるしっかりとした人材を育成
地域医療を支える人材育成講演会
本年3月に医師等の医療従事者を目指す中・高生に対して、現役医師や医学生・薬学部生による「地域医療を支える人材育成講演会」を開催しました。この講演会は医療に関係する職業に興味をもつ中高生のみなさんに、地域医療に携わる先輩方のお話を聞いていただき、医療を身近な存在として受けとめてもらい、将来「医療に関係する職業に就きたい」という「夢」を抱く人材を育てることを目的としています。今年度は看護師を目指す高校生を対象とする講演会を開催しました。
今後も、将来の延岡市の地域医療を担う人材の育成に努めていきます。
10月11日(木曜)に延岡商業高校で看護師を目指す高校生を対象に講演会を開催しました。
先輩の看護学生と参加者との意見交換会では、生徒から次々に質問が寄せられ、看護学生は自身の経験も交えながら丁寧に質問に答えていました。
問合せ
地域医療対策室 Tel.22-7066