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認知症になっても安心して暮らせるまちに
認知症とは
「認知症」とは、さまざまな原因により脳の細胞が壊れたり、働きが悪くなったりすることで障がいが起こり、約6カ月以上、生活に支障が出ている状態のことです。「認知症」には、図1のようにさまざまな種類があり、種類によって特徴的な症状もあります。
また、認知症の症状は、図2のように「中核症状」と「行動・心理症状」の二つに分けることができます。「中核症状」は脳の細胞が壊れることで起こる症状のため、治りにくいとされていますが、「行動・心理症状」は、個人の性格や環境、人間関係などの要因によって現れる症状や行動のことで、家族など周りにいる人が本人に対して叱り付けることなどは行わず、本人の尊厳を守ることで、症状悪化の防止、もしくは和らぐことがあります。
図1
認知症の種類 | 特徴的な症状 |
---|---|
アルツハイマー型認知症 |
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レビー小体型認知症 |
|
前頭側頭型認知症 |
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脳血管性認知症 |
|
誰でもなりうる認知症
全国で約470万人。これは厚生労働省による、2025年時点での認知症高齢者数の推計値です。
65歳以上の高齢者の約8人に1人という割合です。
認知症は誰もがなりうるもので、決して他人事ではありません。
運動や食事、生活の習慣を見直しましょう
認知症の進行を遅らせたり、症状の悪化を防止したりするためには、一般的に運動や他人との交流が大切で、脳の血流が良くなり、脳の働きが活性化されます。
また、認知症と生活習慣病は深く関わりがあるため、日ごろの食事や生活習慣を定期的に見直してみましょう。
図2
「食」認知症予防に良い栄養ってなんだろう?
運動と一緒に栄養バランスの取れた食事を心掛けると認知症の予防になるとされています。特に以下の食材が脳に良いと言われており、血液をサラサラにして血液の循環を良くすることで、脳の働きに必要な栄養を巡らせることが重要です。
ビタミンEやC、ポリフェノールの含有量が多い食材
- 赤パプリカ
- アーモンド
- ぶどう
など
オメガ3脂肪酸を含む食材
- 青魚
- えごま油
- アマニ油
- くるみ
など
のべココ!~延岡市地域資源情報サイト~
このサイトには、市内にある医療機関や介護保険施設の情報、各地域で開催されている集いの場などの情報が目的別に掲載されています。
市内に約200カ所ある「いきいき百歳体操」や会話を楽しめるサロンなども掲載しており、そのような場所に参加することが、認知症の予防や症状の悪化には効果があるといわれています。
インターネット環境がない場合は、健康長寿課や地域包括支援センターにお問い合わせください。
のべココ!はこちら▲
認知症カフェで明るく楽しく
認知症カフェとは、認知症の人とその家族が気軽に立ち寄れるカフェのことです。地域の住民、介護や医療の専門職など誰もが参加できる場所でもあり、お茶などを飲みながら、気軽に交流を深めることができます。
市内には認知症カフェが4カ所あり、認知症の人が自分のしたいことができる場所であると同時に、家族にとっても息抜きや介護などの相談ができる場所になっています。
びゅうカフェ・こんね
毎月第2・4木曜日10時~(参加費200円)
別府町4067 34-0090
オレンジカフェゆめの木
毎月第1・3月曜日13時30分~(参加費200円)
片田町2915-10 27-2935
パル・カフェ
毎月第1・3月曜日13時30分~(参加費200円)
緑ヶ丘1丁目1-1 20-6740
かたらんねJJ
毎月第2水曜日・第4火曜日13時~(参加費200円)
伊達町1丁目48-8 090-9729-2952
近くの地域包括支援センターにご相談ください
市内に11カ所ある地域包括支援センターでは、高齢者に関するさまざまな相談を受け付けています。近くの地域包括支援センターまでお気軽にお問合せください。
施設名 | 電話番号 |
---|---|
中央地域包括支援センター | 26-7206 |
東海地域包括支援センター | 32-5677 |
土々呂地域包括支援センター | 20-2244 |
南方地域包括支援センター | 39-0591 |
恒富南地域包括支援センター | 35-0010 |
岡富地域包括支援センター | 21-8568 |
恒富東地域包括支援センター | 26-2330 |
恒富西地域包括支援センター | 32-6550 |
北方地域包括支援センター | 47-2381 |
北浦地域包括支援センター | 45-2457 |
北川地域包括支援センター | 46-2127 |