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第26回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(一般の部)
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更新日:2026年3月17日更新
| No | 入選作品 | 氏名 | 都道府県 | 自治体名 | 学校名 | 学年 |
| 1 | 君だけの居場所を作るわたくしのこころに置いたビーズクッション | 住吉 和歌子 | 北海道 | 札幌市 | ||
| 2 | コード付きイヤホンはもう懐かしい恋の形になってしまった | 武市 小春 | 北海道 | 釧路市 | ||
| 3 | 小説の誤植のように染み着いた君の背中が忘れられない | 鶴田 真由 | 岩手県 | 北上市 | ||
| 4 | 孫の顔見ないで死んだ父のよう墓石が月を肩車する | 柏屋 敏秋 | 山形県 | 山形市 | ||
| 5 | 含羞の翼たためる鳥のごと君やすらうや渋谷バス停 | 西城 町子 | 山形県 | 米沢市 | ||
| 6 | 図書館に拡大読書器日曜日週に一度の嬉しき時間 | 伊東 伸也 | 福島県 | 須賀川市 | ||
| 7 | 写真には映らぬものがあるように写真に映るこの街の海 | 奈路 侃 | 茨城県 | つくば市 | ||
| 8 | 湧き上がる入道雲を載せてゐる野口英世の髪型がいや | 松田 早苗 | 茨城県 | つくば市 | ||
| 9 | 曼珠沙華楷書のような時を守り青空めがけすっくと立てり | 舘野 浩子 | 茨城県 | 古河市 | ||
| 10 | じゃがいもを「だがいも!」と言う子の声に野菜売り場に温かな秋 | 坂上 くも | 茨城県 | ひたちなか市 | ||
| 11 | パパになり流線型を諦めて食パンみたいな車を買った | 五十嵐 裕治 | 茨城県 | 那珂郡東海村 | ||
| 12 | 鼻筋を君がなぞってゆくときの遠い汽水のような涼しさ | 木村 竜也 | 栃木県 | 小山市 | ||
| 13 | 廃線に果てなく続くたんぽぽのひかりを浴びて冬鬱を脱ぐ | 久保 澄子 | 栃木県 | 那須塩原市 | ||
| 14 | レギュラーを決めねばならぬ先生へ覚悟できたとみなで伝える | 金子 歩美 | 群馬県 | 吾妻郡東吾妻町 | ||
| 15 | 夕闇に大きな嘘が隠されて雨の匂いにごまかされつつ | 小林 俊之 | 埼玉県 | さいたま市 | ||
| 16 | この川が止まって見えるくらいにはあなたのことが好きみたいです | 大野 博司 | 埼玉県 | 春日部市 | ||
| 17 | 橋脚の番号ごとに雨強く会えない理由増やしてしまう | 田中 康士郎 | 埼玉県 | 加須市 | ||
| 18 | 青春は例えば消した黒板や行った電車や通過した雨 | 東沖 和季 | 埼玉県 | 狭山市 | ||
| 19 | ハリネズミそう呼ばれてるぼくのままどこまでも行くシャープなままで | 坂井 傑 | 埼玉県 | 所沢市 | ||
| 20 | 婚の日の日向の浜の桜貝先立つ夫に一つ持たしぬ | 清塚 茅香子 | 埼玉県 | 本庄市 | ||
| 21 | 授業前君にもらったキャンディのカフェラテ味で解く方程式 | 秋山 楓 | 埼玉県 | 鴻巣市 | ||
| 22 | せっけんがちゅるって落ちて黒タイルまた惑星がしんでしまった | 岡田 日瑠実 | 東京都 | 台東区 | ||
| 23 | 聞き分けの良すぎる猫になるもんか二足歩行で綱渡りせむ | 小野 史 | 東京都 | 足立区 | ||
| 24 | 久々の我の帰省に父母のはしゃぎ疲れた優しい静けさ | 服部 明日檜 | 東京都 | 大田区 | ||
| 25 | 教室が海だったころどうしても欲しかった鍵つきの日記帳 | 夏山 栞 | 東京都 | 大田区 | ||
| 26 | ひとすじの汗がノートを濡らしゆく方程式も生の軌跡に | 青山 将司 | 東京都 | 杉並区 | ||
| 27 | 会う猫がみんな懐いて寄ってくる魔女見習いとバレちゃっている | 齊藤 凪音 | 東京都 | 練馬区 | ||
| 28 | 何がしか温もり欲しい文明がコンクリートを木に似せている | 吉田 純志 | 東京都 | 西東京市 | ||
| 29 | 電車にて本読む眼鏡内側に景色映りてちらちらと酔ふ | 新村 衣里子 | 神奈川県 | 川崎市 | ||
| 30 | 動く点Pになりたいもがくのもあがくのももうちょっと疲れた | 十枝内 さおり | 神奈川県 | 川崎市 | ||
| 31 | 夏至の陽を浴びる熱帯植物園全ての花が垂直に咲く | 砂月 七 | 神奈川県 | 横浜市 | ||
| 32 | 太陽に退屈したらラガーシャツ脱いでわたしに逢いにおいでよ | 合志 るる | 神奈川県 | 横浜市 | ||
| 33 | 八月のサーモンピンクの夕暮れに突っ込んでいく都バスの我等 | 杉本 ありさ | 神奈川県 | 横浜市 | ||
| 34 | 「この缶詰、おいしいですか?」わからないかもしれないが獣医師に訊く | 友常 甘酢 | 神奈川県 | 横浜市 | ||
| 35 | 花びらの散る速度もしもさよならを告げるあなたに頷くならば | 小松 百合華 | 神奈川県 | 平塚市 | ||
| 36 | ほんとうはみえているんじゃないですかかなしいひとのこえのするよる | 椿 美砂子 | 新潟県 | 五泉市 | ||
| 37 | 雪だるまだったんだろう右横で寝ていた君が朝には居ない | 竹内 一二 | 石川県 | 金沢市 | ||
| 38 | 延岡は未だ行ったことのない未知の町いつか歩こう牧水の気持ちで | 矢崎 稔 | 山梨県 | 中央市 | ||
| 39 | ビート板みたいに恋のばた足を練習させてくれた先輩 | 有賀 拓郎 | 長野県 | 長野市 | ||
| 40 | 言いにくい名前ぶつぶつ繰り返す開会式の司会が迫る | 前川 泰信 | 岐阜県 | 可児市 | ||
| 41 | お坊さん実はダンスが上手いとか妄想しつつ坐禅していた | 田中 教平 | 静岡県 | 富士市 | ||
| 42 | 取り替えたLEDに照らされてネギも私もアイドルみたい | 海瀬 安紀子 | 静岡県 | 静岡市 | ||
| 43 | あまりにも命だらけだ 川沿いの緑道の蝉しぐれ蝉時雨 | 睦月 雪花 | 愛知県 | 名古屋市 | ||
| 44 | 携帯の緊急地震速報がフリンフリンと聴こえる深夜 | 志村 紀昭 | 愛知県 | 名古屋市 | ||
| 45 | 蛞蝓よ何も背負わぬ生き方は楽かそれとも心細いか | 阿部 有紀子 | 三重県 | 津市 | ||
| 46 | スプーンをはなれ紅茶にダイブする速度が春だ金の蜂蜜 | 小山 肇美 | 三重県 | 松阪市 | ||
| 47 | いまにして思えば捨てた教科書に挟んであったはずだ青春 | 田中 朱理 | 三重県 | 伊賀市 | ||
| 48 | ああ、これが恋の病か冷静に借りたつもりのペン取り落とす | 織畠 唯莉 | 三重県 | 亀山市 | ||
| 49 | 分数の気持ちになって考えるなら数学を好きになるはず | 千代 哲雄 | 滋賀県 | 守山市 | ||
| 50 | 通学路イヤホンで聴くHip Hopうねるベースと工場の群れ | 中井 都規子 | 京都府 | 京都市 | ||
| 51 | 同じ明日が来るかは分からないからとかすみ草の束買っていく少女 | 岸野 由夏里 | 京都府 | 京都市 | ||
| 52 | 真後ろで寝てるあなたを隠すため背筋伸ばして受けてる授業 | 篠 孝司 | 大阪府 | 大阪市 | ||
| 53 | 棚の上掃除してたら懐かしい昔飼ってたインコの尾っぽ | 中村 鈴奈 | 大阪府 | 豊中市 | ||
| 54 | 宮崎に帰れば笑う曾祖母が今度は泣いて言うまた来てね | 吉田 深優 | 大阪府 | 門真市 | ||
| 55 | いろはすのひどく柔らかなカラダを強く握ったあの日の後悔 | 中井 菜摘 | 大阪府 | 堺市 | ||
| 56 | 教師など信じてないと吐き捨てた子が見せに来る愛娘の顔 | 城谷 望月 | 兵庫県 | 西宮市 | ||
| 57 | 献体を決めしこの身に風呂からの帰りのような夕風が吹く | 松下 孝裕 | 兵庫県 | 多可郡多可町 | ||
| 58 | 町内会歯抜けのように退会す向かいの裏へ回覧とどけ | 渡辺 勇三 | 奈良県 | 宇陀市 | ||
| 59 | 冬の街寝癖つきしまま行くきみの髪はいつでも風の遊び場 | 大津 穂波 | 奈良県 | 大和郡山市 | ||
| 60 | 毎日が君のピースで埋まってく猫が好きとかつらいのダメとか | 小松原 美奈子 | 鳥取県 | 米子市 | ||
| 61 | こんな顔自分の中にある不思議ちょっとおまえと旅に出ようか | 永禮 直義 | 岡山県 | 津山市 | ||
| 62 | 入道雲頑固親父の顔になり優しいだけの母は錦雲 | 今津 茂 | 岡山県 | 津山市 | ||
| 63 | きみの背中までがひとつの風景だ教室の窓から見ていたら | 箭田 儀一 | 広島県 | 広島市 | ||
| 64 | サビだけを口ずさんでた最後には別れてしまう曲だと知らずに | 小高 由紀 | 広島県 | 広島市 | ||
| 65 | 休み明けのたとえば月曜校内は空気のずれをこっそり直す | 井ノ口 皓 | 山口県 | 光市 | ||
| 66 | 写真でしか知らない僕の平和論と泥水を汲む戦地の子たち | 磯谷 祐三 | 山口県 | 山陽小野田市 | ||
| 67 | ジャイアントコーンをかじる君の目に入りたくって悪態をつく | 峯 菜実子 | 徳島県 | 徳島市 | ||
| 68 | 花壇には花咲き乱れ湖底となる民家に最後の夏が過ぎゆく | 吉永 賀代子 | 徳島県 | 阿南市 | ||
| 69 | 鍵穴にカギ差し入れる向きだけで恋の行方を占う夏だ | 樋口 淳一郎 | 香川県 | 高松市 | ||
| 70 | 二十四の肋骨が守る心臓にイトモタヤスクきみがあふれつ | 紺野 雨 | 愛媛県 | 松山市 | ||
| 71 | 病床の父が求めし缶コーヒーうまいと告げて最期となりき | 西本 明浩 | 高知県 | 安芸郡安田町 | ||
| 72 | まずまずの出来の焼きそば母と食べ父のことなど思い出すなり | 齋藤 優子 | 福岡県 | 福岡市 | ||
| 73 | 心にはそっと隙間をあけておく風が届けるあなたの匂い | 中野 浩路 | 福岡県 | 福岡市 | ||
| 74 | 思い出は年追うごとに美化されて四十余年で風景となる | 宮宗 環 | 福岡県 | 春日市 | ||
| 75 | 台風でパイナップルの工場がダメになり山ほどもらって食べた | 古賀 由美子 | 佐賀県 | 唐津市 | ||
| 76 | 3度目のデート近づく飛びやすい麦わら帽子ひとつください | 泉 和也 | 熊本県 | 八代市 | ||
| 77 | 退院が叶わなかった事知らず今も父待つスニーカーたち | 川平 陽子 | 宮崎県 | 宮崎市 | ||
| 78 | ぜったいに草食系と言われてはシマウマとして歩く夜の道 | 佐々木 泰三 | 宮崎県 | 日向市 | ||
| 79 | さんざんに酔(ゑ)ひたる人のよろめきに購はれゆく苺大福 | 敦田 眞一 | 宮崎県 | 東臼杵郡美郷町 | ||
| 80 | 還暦を共に迎えて過ごす日々あなたがいるからやさしく生きる | 矢津田 美奈子 | 宮崎県 | 延岡市 | ||
| 81 | 若者は本気と書いてマジと読むおじさんまじは打消しの意味 | 紀有野 束男 | 宮崎県 | 延岡市 |




