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第24回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(中学生の部)
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更新日:2024年4月16日更新
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入選作品 | 氏名 | 都道府県 | 市区町村 | 学校名 | 学年 |
1 | 燃える空雲じっと見る帰り道ふっと思った「神様はいる」 | 上澤 小夏 | 岩手県 | 岩手郡岩手町 | 岩手町立沼宮内中学校 | 2 |
2 | 扇風機味方につけて今わたしアルキメデスに挑戦してる | 水賀美 尚子 | 岩手県 | 岩手郡岩手町 | 岩手町立沼宮内中学校 | 3 |
3 | カレンダーあと六枚で卒業だゆっくりめくる十月一日 | 飯村 文音 | 茨城県 | 筑西市 | 茨城県立下館第一高等学校附属中学校 | 3 |
4 | 今日も打つキーボードならすぐなのに君の心のログインムズイ | 鈴木 佑望 | 群馬県 | 伊勢崎市 | 伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校 | 1 |
5 | ほほえんで再びそっとしまっとくいつかに書いた悪口ノート | 宮田 実侑 | 埼玉県 | さいたま市 | 浦和明の星女子中学校 | 2 |
6 | ぎこちない我が家に響くその音は今夏始めた母のウクレレ | 天野 由椛 | 東京都 | 稲城市 | 稲城市立稲城第三中学校 | 3 |
7 | 夏が来て今年の夏もまた一人僕の心は入道雲だ | 濱口 悠隼 | 東京都 | 稲城市 | 稲城市立稲城第三中学校 | 3 |
8 | 溶けそうなキャラメル色のサンダルで三十九度の街へ飛び出す | 塩路 知佐子 | 東京都 | 国立市 | 国立市立国立第一中学校 | 2 |
9 | 休み明け制服着るといつもより短いようなスカートの丈 | 荒木 麻理 | 東京都 | 文京区 | 筑波大学附属中学校 | 2 |
10 | 盆踊り和太鼓の音に乗せられて四年ぶりでも体が動く | 菅原 杏珠 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 3 |
11 | ひまわりに囲まれ走る弟の反射で光る麦わら帽子 | 林 楓 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 3 |
12 | 間違えて書いた「中二」の文字を消し少しきれいに「中三」と書く | 小林 美月 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 3 |
13 | 理科の授業「優性」に並ぶ「二重」の文字険しく見つめる一重の私 | 梅澤 さくら | 東京都 | 練馬区 | 東京都立大泉高等学校附属中学校 | 2 |
14 | 夏の日に響き渡るは蝉の声彼らは叫ぶ待つな動けと | 八懸 孝太 | 東京都 | 大田区 | 加藤学園暁秀中学校 | 2 |
15 | わりばしを「ぶすっ」と刺した私の心きゅうりとなすに申し訳ない | 神野 花菜 | 神奈川県 | 横浜市 | 山手学院中学校 | 2 |
16 | 一匹の鯨仲間がいるのに届かない52ヘルツの僕の声 | 渡辺 光瑛 | 神奈川県 | 横浜市 | 山手学院中学校 | 2 |
17 | 夏野菜トマトやきゅうり食べるとき季節は急に思い出される | 山岸 優衣 | 神奈川県 | 横浜市 | 山手学院中学校 | 2 |
18 | ベランダの逆さの蝉が急に飛ぶ夏の洗濯どきどきするなぁ | 田中 健翔 | 神奈川県 | 横浜市 | 山手学院中学校 | 2 |
19 | これを恋だと仮定して通話時間「二時間二十五分」の証明 | 寒川 千世 | 神奈川県 | 逗子市 | 山手学院中学校 | 3 |
20 | 青空のどこかに君の気配して時計のねじをぐるぐる回す | 佐々木 美明 | 神奈川県 | 鎌倉市 | 鎌倉女学院中学校 | 2 |
21 | りんごあめ落としてしまい割れていくいくらかんでも割れなかったのに | 陳 若霜 | 神奈川県 | 鎌倉市 | 鎌倉女学院中学校 | 2 |
22 | ババぬきで出会ったものは捨てられてひとりぼっちのジョーカーのこる | 浜田 あかね | 神奈川県 | 鎌倉市 | 鎌倉女学院中学校 | 2 |
23 | キャラメルを舐めて立ち去る水族館青春はそう甘くはいかない | 瀬古 継太 | 岐阜県 | 岐阜市 | 岐阜聖徳学園大学附属中学校 | 2 |
24 | シロップに炭酸水でメロンソーダ濃度求める前に飲み干す | 杉山 智洋 | 静岡県 | 静岡市 | 静岡聖光学院中学校 | 3 |
25 | キンモクセイ初めてその名聞いたとき金木星?と空を探した | 塩崎 亜存 | 愛知県 | 名古屋市 | 名古屋市立千種台中学校 | 2 |
26 | 小さいころわかりたかった自分のことわかりたくなかった周りの話 | 新井 楓 | 三重県 | 桑名市 | 桑名市立明正中学校 | 3 |
27 | 友達がおい、行けよ。と僕を押す気持ちの整理がまだついていない | 神鳥 大志朗 | 三重県 | 桑名市 | 桑名市立明正中学校 | 3 |
28 | 鉛筆の芯のくだけて深夜二時有明の月を待たずに寝るか | 齋藤 蒼真 | 京都府 | 京都市 | 京都教育大学附属京都小中学校 | 2 |
29 | おそろいのお面かぶってぼんやりと花火見つめる君を見つめる | 水谷 拓翔 | 京都府 | 長岡京市 | 立命館中学校 | 2 |
30 | 試合後に深いため息ついた時相手のほっぺた2つのえくぼ | 日下 愛理 | 京都府 | 久世郡久御山町 | 久御山町立久御山中学校 | 2 |
31 | 宿題にテストに授業塾部活カラスになってとんでいきたい | 武田 奈々 | 兵庫県 | 宝塚市 | 宝塚市立御殿山中学校 | 2 |
32 | 減ってきたシーブリーズを見たときにかなしくなった近づく引退 | 野々山 優空 | 奈良県 | 生駒市 | 生駒市立生駒中学校 | 2 |
33 | パイナップル丸ごと買うととげが痛いなんかこれはね母のようだな | 大串 灯真 | 奈良県 | 生駒市 | 生駒市立生駒中学校 | 2 |
34 | 隣の席何度も人が入れ替わるフードコートで僕らは話す | 横道 玄 | 山口県 | 光市 | 山口大学教育学部付属光中学校 | 1 |
35 | 帰り道胸がざわざわしてるから円周率を数えてみよう | 江戸 陵太 | 愛媛県 | 東温市 | 東温市立重信中学校 | 2 |
36 | 今までの不安だったこと思い出す意外にどれもなんとかなってる | 砂田 道信 | 福岡県 | 北九州市 | 北九州市立向洋中学校 | 2 |
37 | イヌビエが風に吹かれて波打って一本道に音響かせる | 三上 大心 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田中学校 | 3 |
38 | この揺れが熱中症か寝不足か地震か何かわからない夏 | 中川 光博 | 福岡県 | 三潴郡大木町 | 大木町立大木中学校 | 2 |
39 | 焼さけとタコさんウィンナー地に落ちて油よごれをじっと見つめる | 橋村 弦治郎 | 長崎県 | 佐世保市 | 佐世保市立愛宕中学校 | 2 |
40 | 取ってきたよ永眠祖父への新聞紙かたわらに置き棺見つめる | 半田 佳穂 | 大分県 | 大分市 | 大分市立滝尾中学校 | 2 |
41 | よそ行きの声で話す姉の声もやもやしてる私の心 | 井上 紗和 | 大分県 | 佐伯市 | 佐伯市立佐伯城南中学校 | 2 |
42 | ぼっちでもしたくなるよね水切りを薄暗くなる部活の帰り | 安達 碧海 | 大分県 | 佐伯市 | 佐伯市立佐伯城南中学校 | 2 |
43 | 梅雨晴れの汚れたボール引きつれて向かう空き地はまだ湿ってる | 平川 千夏 | 鹿児島県 | 鹿児島市 | 鹿児島市立坂元中学校 | 3 |
44 | 空高く花火があがるその夜に塾へと向かう今年の私 | 日高 愛梨 | 鹿児島県 | 鹿児島市 | 鹿児島市立吉野東中学校 | 3 |
45 | 失恋は三ツ矢サイダーが一番と教えてくれた父の友人 | 脇園 晃成 | 鹿児島県 | 鹿児島市 | 鹿児島市立吉野中学校 | 2 |
46 | すきな人「くす」と笑うその笑顔何回好きにさせられるのか | 中尾 心美 | 鹿児島県 | 枕崎市 | 枕崎市立別府中学校 | 3 |
47 | ギター弾く届かない手がもどかしい父に教わる夏の日の午後 | 鎌田 実薫 | 鹿児島県 | 鹿屋市 | 鹿屋市立第一鹿屋中学校 | 2 |
48 | 弟のナゾの遊びに付き合わされかならず僕が悪者にされる | 野間 蓮 | 鹿児島県 | 鹿屋市 | 鹿屋市立第一鹿屋中学校 | 2 |
49 | 君のこと全部はきっと分からない解らないけどそばにいるから | 高吉 萌衣 | 鹿児島県 | 姶良市 | 姶良市立帖佐中学校 | 2 |
50 | おはようと毎朝そこに母がいるそれだけでいいそこにいるだけで | 宇和房地 ひな | 鹿児島県 | 姶良市 | 姶良市立帖佐中学校 | 2 |
51 | 青い空A2サイズに閉じ込めて筆にのせてく浅縹色 | 甫立 夢空 | 鹿児島県 | 姶良市 | 姶良市立帖佐中学校 | 2 |
52 | 席替えで君のとなりになりたくて机に残る確率の計算 | 上地 莉穂 | 沖縄県 | 沖縄市 | 沖縄県立球陽中学校 | 2 |
53 | からあげとおにぎり2個が背中押す食べるかわりに打ってこいよと | 宇都 輝己 | 宮崎県 | 宮崎市 | 宮崎市立宮崎東中学校 | 2 |
54 | 憂鬱な朝の気分を上げるのはバスの窓側クールなあの人 | 池田 笑琉 | 宮崎県 | 宮崎市 | 宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校 | 2 |
55 | 海のそこきらきらと光る落とし物今日も誰かが何かを落とす | 松本 悠聖 | 宮崎県 | 都城市 | 都城市立妻ヶ丘中学校 | 2 |
56 | 君と僕ラムネ片手に歩く夜つまった言葉はビー玉のよう | 上田 愛海 | 宮崎県 | 小林市 | 小林市立野尻中学校 | 3 |
57 | 夏祭り二人で食べたかき氷笑うと見える青色の舌 | 田爪 聖花 | 宮崎県 | 小林市 | 小林市立野尻中学校 | 3 |
58 | プール後の国語の授業はねむくって炭酸抜けたスコールのよう | 原田 乃和 | 宮崎県 | 小林市 | 小林市立野尻中学校 | 3 |
59 | 夏の日の夕立ちの雨走りぬく熱い道路がモワっと冷める | 服部 慶太 | 宮崎県 | 日向市 | 日向市財光寺中学校 | 2 |
60 | 海の声探しに行こう自転車に乗ったあいつと顔見合いながら | 笹部 楓乃音 | 宮崎県 | 日向市 | 日向市財光寺中学校 | 3 |
61 | 新しく学び始めたイタリア語心に広がるルネサンス気分 | 石井 有希菜 | 宮崎県 | 児湯郡木城町 | 木城町立義務教育学校みどりの杜木城学園 | 2 |
62 | 高く跳び静かに歩く力持つ忍びのような猫になりたい | 野別 朔椰 | 宮崎県 | 児湯郡木城町 | 木城町立義務教育学校みどりの杜木城学園 | 2 |
63 | 木もれ日にやっぱり君は目をつむる私も真似る夏がささやく | 帯谷 到子 | 宮崎県 | 延岡市 | 尚学館中学校 | 3 |