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内藤家伝来の武具甲冑類 兜 3
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更新日:2022年4月1日更新
内藤義孝(ないとうよしたか)所有
鉄黒漆塗六十二間筋兜(てつくろうるしぬりろくじゅうにけんすじかぶと)
【時代】
江戸時代17末~18世紀初頭
【種類】
兜
【形状等】
兜
鉄黒漆塗六十二間筋兜 鉢裏に「勝義」の朱銘
錣:鉄板札黒漆萌葱糸緘二段下り
頬当
目の下頬 姨頬、鉄錆地、垂鉄板札黒漆塗萌葱糸緘五段下り
【説明】
内藤家七代義孝(1669~1712)が所用したと伝えられる兜。
義孝は六代義泰(義概)の子で義英の弟。
貞享2年(1685)封を継ぎ磐城平藩主となった。
兜は黒鉄漆塗りの六十二間筋兜で、鉢裏に「勝義」の朱銘がある。
錣は黒漆塗鉄板札を萌葱糸で緘した二段下りで、吹返に下り藤紋をつける。
頬当は鉄錆地で顎の細い姨頬。
垂は黒漆塗の鉄板札を萌葱糸で緘した五段下りである。