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内藤家伝来の武具甲冑類 兜 2
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更新日:2022年4月1日更新
内藤忠興(ないとうただおき)所有
鉄黒漆塗七十四間小星兜(てつくろうるしぬりななじゅうよんけんこぼしかぶと)
【時代】
江戸時代17世紀
【種類】
兜
【形状等】
兜
鉄黒漆塗七十四間小星兜 前立:鍬
鉢裏 銘「明珍大隅守宗貞」
錣
鉄切付札黒漆塗三段下り
【説明】
内藤家五代忠興(1592~1674)が所用したと伝えられる兜。
忠興は四代政長の嫡男。元和元年(1615)佐貫領に1万石を与えられて大名となったあと、元和8年政長の磐城平転封に伴い、泉藩2万石に加増転封。
寛永11年(1634)に父の封を継ぎ磐城平7万石藩主となり、寛文10年(1670)隠居したが、この間に大坂城代を2度務めている。
兜は黒鉄漆塗りの七十四間小星兜で、前立は鍬形。鉢裏に「明珍大隅守宗貞」の銘がある。錣は、黒漆塗りの鉄切付札三段下りである。