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内藤家伝来の武具甲冑類 兜 1
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更新日:2022年4月1日更新
内藤義英(ないとうよしふさ)所有
タイラギ兜(たいらぎかぶと)
【時代】
江戸時代17~18世紀
【種類】
兜
【形状等】
兜
黒漆塗頭形 頭に中央、左右に黒漆塗革でタイラギ貝を表す。
鉢裏銘「元重」
鉢深16.8cm 鉢径26.0×21.5cm
【説明】
内藤家文書「御召御武具台帳」によると、この兜は内藤義英(1655~1733)が所用したもの。
義英は六代義泰(義概)の次男。
この兜は、鉄黒漆塗りの頭形兜で、頭上に黒漆塗りの革でタイラギ貝を意匠化しているが、敵を平らげるという縁起から使用されたものと思われる。
鉢裏には「元重」の銘がある。