内藤家伝来の武具甲冑類　甲冑10

内藤家伝来（ないとうけ でんらい）
萌葱糸縅五枚胴具足（もえぎいとおどしごまいどうぐそく）

【時代】
江戸時代後半

【種類】
具足

【形状等】
兜
鐵黒漆塗三十二間筋兜 錣：革札黒漆塗萌葱糸縅三段下り

頬当
目の下頬当

胴
鐵黒漆塗五枚胴、前胴射向側に試撃ち跡 金具廻り：雷文繁文高彫白壇塗 脇引：鐵黒漆塗三枚繁

草摺
革札黒漆塗萌葱糸縅七段下り

袖
広袖：革札黒漆萌葱糸縅七段下り

籠手
鎖籠手(南蛮籠手)

佩楯
伊予佩楯(伊予札革黒漆塗)
※胴箱にもう1点鎖佩楯(南蛮佩楯、袴仕立)が入る

臑当
七本筒臑当

【説明】
兜は鐵黒漆塗り三十二間筋兜で鉢裏後正中に「明珎□家」の銘と花押が入る。
胴は鐵黒漆塗五枚胴で、前胴射向側に試撃ち跡がある。
草摺、袖は革札黒漆萌葱糸縅。
佩楯は革黒漆塗りの伊予札。
臑当は七本筒臑当。