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内藤家伝来の武具甲冑類 甲冑 6
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更新日:2022年4月1日更新
伝内藤義覺(ないとうよしあきら)所用
紅糸縅二枚胴具足(べにいとおどしにまいどうぐそく)
【時代】
江戸時代18世紀
【種類】
具足
【形状等】
兜
六十二間総覆輪筋兜、錣:鉄切付札金箔押紅糸縅五段下り 日野根形、前立:革金箔押 鍬形、双鋲:丸に三日月と雲文
頬当
鉄錆地目下頬当
胴
鉄革一枚交ぜ本札金箔押紅糸縅、金具廻り:胸板、脇板等 黒漆塗牡丹唐草紋蒔絵 背面:受筒
草摺
革札金箔押七間五段下り
袖
大袖:本札紅糸縅七段下り(一段目鉄革一枚交ぜ、二段以下革札)
籠手
小田籠手(金具金箔押)
佩楯
小篠佩楯(金箔押)
臑当
七本篠臑当(金箔押)
【説明】
七代義孝の長男内藤義覺(1697~1718)が所用と伝えられる具足。
兜は六十二間総覆輪筋兜。
胴は金箔押した鉄革一枚交ぜ本札を紅糸で縅し、胸板、脇板等は黒漆地に蒔絵で牡丹唐草文を表す。