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内藤家伝来の武具甲冑類 甲冑 1
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更新日:2022年4月1日更新
伝内藤政長(ないとうまさなが)所用
紅糸縅胴丸具足(べにいとおどしどうまるぐそく)
【時代】
江戸時代初期
【種類】
具足
【形状等】
胴
朱漆塗鉄革一枚まぜ本小礼、紅糸縅胴丸
草摺
六間五段下り、紅糸縅、革本小札
袖
広袖、鉄板札朱漆塗紅糸縅七段下り
籠手
六本篠籠手、家地浅葱
佩楯
板佩楯、革朱塗
臑当
六本篠
【説明】
内藤家四代政長(1568~1634)が大阪冬の陣(1614)で使用したと伝えられる具足。
政長は慶長五年(1600)封を継ぎ佐貫二万石領主となり、同地で四万五千石まで成長。
元和八年(1621)磐城平に入って七万石の大名となった。
朱漆塗りの鉄板札を紅糸で縅した胴丸具足で、江戸時代初期の特徴をよく表している。