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第17回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(大学・一般の部)

印刷ページ表示 更新日:2021年12月15日更新
 
No. 入選作品 氏名 都道府県 市区町村 学校名 学年
1 青春という言葉さえ嫌ってた日々は確かに青春だった 叶 昌彦 宮城県 仙台市    
2 ういっすとアンディモリのこと話しただけじゃまだ何か足りない 高須 翔 茨城県 行方市    
3 野アザミの柄の浴衣がうれしくて下駄を鳴らした小三の夏 小山 幸子 茨城県 古河市    
4 追うことも泣きすがることもしないまま終わりたるかなキャンパスの恋    関根 道子 茨城県 古河市    
5 昨日とはちょっぴり違う今日があるつつじが少し色褪せるとか  三津山 智香 茨城県 つくば市    
6 むつかしく言いたがるのは君のくせ失業したと言えばいいのに 滝 慧 東京都 杉並区    
7 夢の中で、髪のきれいな吉田さんのことを「きみ」と呼んでいた。夏。 長沼 弘子 東京都 大田区    
8 だいだいの列車に揺られ熟れてゆくひなたの国のあなたを思う 真篠 未成 東京都 小平市    
9 よかったね谷っちなんて言う君にひかりのような瞬きをする 谷村 行海 東京都 豊島区 早稲田大学  
10 Caca(カッカ)とは娘に教えたスペイン語そとでウンチと言わないように 臼井 慶子 神奈川県 横浜市    
11 寂しさは右の側より寄せてくるたとえば肩を抱かれた時の 石尾 愛子 神奈川県 秦野市    
12 霧穿つ・ハイマツ波打つ・草なびく 風の強弱眼に覚えおく 柳川 維(※) 神奈川県 秦野市    
13 「本当はほんの少しは積もるのよ」 尾鈴のやまのてっぺんがしろく 多宇由 いなき 神奈川県 藤沢市    
14 人生のふとした一瞬君想う君はそうでもないのだろうが 山田 研人 神奈川県 平塚市    
15 くそまじめ好き合ひながらひとよさを唇もふれず兵となりたり 鈴木 進市 愛知県 小牧市    
16 電線にずらりと並ぶあかとんぼ空を着替えるためのファスナー 小山 肇美 三重県 松坂市    
17 新婚のちひさき部屋の錆しドア菜の花いろのペンキを塗りき 渡辺 美穂子 兵庫県 神戸市    
18 仏壇の奥から取り出し兄という軍服学徒と手書きの公報 大塚 高史 兵庫県 姫路市    
19 十五夜の光に心透かされて殴りたき友一人浮かび来 山本 みさよ 兵庫県 神戸市    
20 短歌などただの愚痴だと言うけれど歴史に残る素晴らしい愚痴 白倉 弘幹 和歌山県 有田郡
有田川町
   
21 桜色のセーターだけがくっきりと記憶に残る夢で見た君 井上 純 岡山県 岡山市 就実大学 4
22 納屋の隅に土にぬれたる鍬をかけ祖父の肩には手ぬぐひなびく 越智 祥多 岡山県 岡山市 就実大学 3
23 階段をかけのぼりゆく教室のひとつとばした隣に座る 長浜 太一朗(※) 岡山県 岡山市 就実大学 3
24 うつむいた僕を励ます日日草明日のゼミのレジュメを打ち込む 河本 宙海 岡山県 岡山市 就実大学 2
25 声劇部入部してより早一年「お茶立ちょ茶立ちょ」をまだ言い切れない 難波 竜平 岡山県 岡山市 就実大学 2
26 雨蛙がぴちっと我が家の玄関に三ッ指をつき入らむとする 三村 陽香 岡山県 岡山市 就実大学 2
27 眠らないテレビはいつも大らかな友人のように付き合ってくれ 亀田 邦彦 福岡県 北九州市    
28 さびしいという概念はないのだと冷えた右手を握りつつ知る 金沢 諒和 大分県 大分市    
29 ベランダのレモングラスが咲いたから白い便箋選んで君に 柴田 麻衣 宮崎県 日南市    
30 コンビニのオニギリフィルム剥がすのも孤独の数だけ上手くなってる 甲斐 一成 宮崎県 延岡市    
31 巣づくりの許可得るようにわらしべの置かれてありぬ玄関の先 今村 公子 宮崎県 延岡市    
32 棒グラフ伸びてくように階段をボーダーを着た少年ら行く 長谷川 聡子 宮崎県 延岡市    
33 青空はレイリー散乱のおかげだと語る自分のしたり顔恥ず 古川 久師 宮崎県 延岡市    

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