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第14回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品（中学生の部）

印刷ページ表示 更新日：2021年12月15日更新
 
No. 入選作品 氏名 都道府県 市区町村 学校名 学年
1 おにやんま窓に頭をぶつけては夏が来たよと教えてくれる 梅津 美咲 福島県 いわき市 いわき市立玉川中学校 3
2 君宛のメールはいつもそっけなくアピールしてないことをアピール 河西 優弥 東京都 品川区 品川区立荏原第五中学校 2
3 この気持ちあなたにしってほしいけどもっとしりたいあなたの気持ち 金枝 真生 東京都 品川区 品川区立荏原第五中学校 2
4 文化祭今から入れる一筆が私の絵の決めてになる 日置 さくら 東京都 新宿区 学習院女子中等科 2
5 穏やかな笑顔で降りた電車には青空色の傘を残して 山田 真央 東京都 新宿区 学習院女子中等科 3
6 ぐんぐんと伸びろ伸びろと願うのはフウセンカズラと私の前髪 芦沢 紬希 東京都 新宿区 学習院女子中等科 3
7 とろとろと寄せてはとける漣に閉じ込められた誰かの砂浜 山本 恵 東京都 新宿区 学習院女子中等科 3
8 野球部の体重増やす宿題が実は一番むずかしい夏 寺井 健人 東京都 練馬区 早稲田大学高等学院中学部 1
9 大好きな航空無線わかるのに英語のテストなぜかわからん 曽我部 陽哉 東京都 練馬区 早稲田大学高等学院中学部 1
10 好きな歌いつものように歌えないいよいよ僕も声変わりした 高杉 優太（※） 東京都 練馬区 早稲田大学高等学院中学部 1
11 今までにいろいろあったと思わせる短かくなったスカートのほつれ 姜 咲香 神奈川県 横浜市 神奈川朝鮮中高級学校 2
12 お迎えの私の前を妹のいちごの靴が跳ねる帰り路 有山 佳歩 千葉県 千葉市 千葉市立稲毛中学校 2
13 昨日まで気づかず過ぎた曲がり角りんごの花が青空に咲く 山城 礼子 千葉県 千葉市 千葉市立稲毛中学校 2
14 秋寒の世で一息をつく二人思い出にするこの寒ささえ 本田 崇真 埼玉県 川越市 川越市立福原中学校 3
15 どこからか憂鬱になる秋の朝いちょうを眺め本音をしまう 坂井 美友 静岡県 浜松市 静岡県浜松市立西部中学校 2
16 真夜中にこっそり家をぬけだして朝とは違う道を歩いた 平野 響 静岡県 浜松市 静岡県浜松市立西部中学校 2
17 自暴自棄自縄自縛で四苦八苦自問自答で心機一転 本谷 優果 愛知県 西尾市 西尾市立西尾中学校 2
18 母亡くし初めてわかる大切さ母のまねして作る弁当 松川 麗奈 愛知県 名古屋市 名古屋市立港南中学校 2
19 君の見る世界に少しはいれたらなんてすてきなことなのだろう 入谷 心 京都府 京田辺市 京田辺市立大住中学校 2
20 ソーダからコーラにかわる街の色しゅわしゅわとけてく夏の思い出 山澤 舞莉奈 京都府 京都市 立命館中学校 2
21 蘇芳花優しい嘘で守ろうと大切なもの引替えにして 張 文叡 京都府 京都市 立命館中学校 3
22 夢の中出てきた人に問いかけるあの日なくした物の在り処を 平井 優奈 京都府 京都市 立命館中学校 3
23 いつまでもどこへ行ってもついてくる四十一度蜜のような熱 佐藤 成美 京都府 京都市 立命館中学校 3
24 文庫本やたら読みたいテスト前いつもは机の地層なのに 谷田 麻依 京都府 向日市 京都府向日市立寺戸中学校 2
25 草原が風にゆられてそよそよと恋しさだけがただすぎていく 植野 真輝 京都府 向日市 京都府向日市立寺戸中学校 2
26 ふと空を見上げてみれば丸い月気をぬいてると吸いこまれそう 菅 史菜 広島県 福山市 福山市立幸千中学校 2
27 一日目流れはわかるがどうすればいいかわからずただ立っていた 五郎丸 亮 広島県 廿日市市 廿日市市立大野中学校 2
28 自動車の洗車が終わり見えたのは車に写るぼくらの姿 田村 大成 広島県 廿日市市 廿日市市立大野中学校 2
29 働いた後のごはんはいつもと違う味がしたからびっくりした 上本 麻衣 広島県 廿日市市 廿日市市立大野中学校 2
30 朝早く輝いているグラウンドしまい忘れたサッカーボール 藤岡 直己 徳島県 吉野川市 吉野川市立鴨島第一中学校 2
31 輝ける海の男の横顔は麦わら帽子の影でさえぎる 近藤 千稀 高知県 高知市 土佐女子中学校 2
32 「おはよう」と声をかけたら「おいしい」と言葉を返すモモイロインコ 古澤 綺羅 福岡県 福岡市 福岡女学院中学校 1
33 海の手がずんずんずんずん近づいてざばあんといって戻っていった 内田 咲希 福岡県 福岡市 福岡女学院中学校 3
34 雨の日の図書館ちょっといつもよりかしこいにおいがしてくる気がする 今村 早紀 福岡県 久留米市 久留米市立櫛原中学校 3
35 蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊かゆすぎる 井上 翔 福岡県 八女市 八女市立立花中学校 3
36 今書いたこの文字ってばおもしろいいったいだれがつくったのだろ 佐藤 美穂 福岡県 大牟田市 大牟田学園大牟田中学校 2
37 本当は鉛筆だって嫌なんだ体をぎせいに役割果たすの 松田 佑吏 福岡県 朝倉市 朝倉市立甘木中学校 2
38 花びらが奇数の花を探すまで私の心は片想い 安岡 万気 福岡県 朝倉市 朝倉市立甘木中学校 2
39 テレビなどで死ぬのをみたら不安になる自分が死んだらどうなるだろうか 則松 秀平 福岡県 朝倉市 朝倉市立甘木中学校 2
40 「またね」って言ったら少し悲しくて石蹴飛ばして帰ったよ昨日 氏田 珠美子 長崎県 佐世保市 佐世保市立早岐中学校 2
41 真夜中をきれいに照らす秋の月優しくなれと自分に告げる 吉里 友 熊本県 熊本市 熊本市立西山中学校 2
42 夏休みごはんの準備していたら窓の網戸につくつくぼうし 田北 明 大分県 竹田市 竹田市立久住中学校 2
43 奈良のシカ一ぴきぽつんとうごかないずっと見てたらくしゃみした 福田 文江 大分県 佐伯市 佐伯市立宇目緑豊中学校 2
44 どこからか白い花びら運ばれて散歩の犬の頭にとまる 神田 竜太 鹿児島県 出水市 出水市立高尾野中学校 1
45 かさなるとドキドキするよ影法師部活帰りにはなれて歩く 伊堂寺 珠萌 鹿児島県 鹿児島市 鹿児島市立長田中学校 2
46 セミの声しだいにやんで日がくれて勤めの母はもうすぐ帰る 福永 尚明 鹿児島県 鹿屋市 鹿屋市立高隅中学校 1
47 単身の父の電話にぼくがまだ知らない町のもの音まじる 福永 光洋 鹿児島県 鹿屋市 鹿屋市立高隅中学校 3
48 聞いていた音楽雨でかき消されそんなときこそ雨音をきく 春口 彩香 鹿児島県 南さつま市 南さつま市立加世田中学校 2
49 ホルンはね丸くて太い音色だよみんなの音を包み込みます 永田 梨紗 鹿児島県 鹿児島市 鹿児島市立松元中学校 2
50 ロケットが打上げられる種子島行ってみたいな母の古里 野守 健太 鹿児島県 鹿児島市 鹿児島市立松元中学校 2
51 ホウセンカとびちる種で思いだす双子のいとこ今は何を 谷之口 実夕 鹿児島県 鹿児島市 鹿児島市立松元中学校 3
52 校庭にはいる光が消えていくもうすぐ夏がおわりのように 浜田 楓子（※） 鹿児島県 鹿児島市 鹿児島市立松元中学校 3
53 逃げ水を夢中で追ったあの頃を飛び越え走る海はまだ先 上笹 詩織 沖縄県 島尻郡
与那原町		 与那原町立与那原中学校 1
54 夏祭りイチゴにレモンブルーハワイ友と見せ合う舌の色 山入端 聖 沖縄県 那覇市 那覇市立石嶺中学校 2
55 ふでばこはどうしていつもめをあけてこっちをみてるのきんちょうするよ 末吉 りえ 宮崎県 宮崎市 宮崎市立広瀬中学校 2
56 話すこと見つからなくて自転車を押してゆくのは僕と友達 石原 直樹 宮崎県 都城市 都城市立山田中学校 2
57 工事中じゃりじゃり道を父と行く夏の終わりの虫の声を聞き 日高 綾乃（※） 宮崎県 東諸県郡
国富町		 国富町立八代中学校 2
58 あの雲はこれからどんな人たちの上を通って行くのだろうか 岩切 理 宮崎県 延岡市 延岡市立南中学校 2
59 蓮の葉に朝露降りて転がって行ったり来たり今日も暑い 山崎 晴貴 宮崎県 延岡市 延岡市立南中学校 2
60 ざあざあと青がゆれてるざあざあと暑いひざしと肩をならべて 内山 杏夢 宮崎県 延岡市 延岡市立南中学校 1
61 隣でも遠く感じるこの距離をぶつかる傘のせいにしていた 日高 南 宮崎県 延岡市 延岡学園高等学校尚学館中学校 3

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