ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 商工観光文化部 > 歴史・文化都市推進課 > 第13回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(大学・一般の部)

本文

第13回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(大学・一般の部)

印刷ページ表示 更新日:2021年12月15日更新
 
No. 入選作品 氏名 都道府県 市区町村
1 三方を向きて今にも何事か言ひ出しさうな防災無線 渋谷 史恵 宮城県 多賀城市
2 友という距離間違えて心臓に月のひかりがささってきます 山内 佳織 茨城県 つくば市
3 合鍵を渡された日はドーナツの穴から空を覗きたくなる 上形 智香 茨城県 筑西市
4 子らの履く赤き鼻緒の下駄並ぶ祭り近づく村の靴屋に 矢口 玄鳥 栃木県 那須烏山市
5 つまらないジョークで君を笑わせて友達のまま歩く夕暮れ 川野 忠夫 群馬県 伊勢崎市
6 人生に勝ち負けなんかないじゃんか君はそう言い小石を蹴った 大野 美波 埼玉県 入間市
7 学生時代歌詠む教師一人居て役立たぬ奴と思はれてゐた 渡邉 照夫 埼玉県 鴻巣市
8 青空に近づきたくてブランコを漕いで一瞬触れたつま先 上中 直樹 千葉県 千葉市
9 お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんごめんなさい 黒木 洋代 千葉県 市川市
10 缶入りのカクテル一本冷やしてゐる楽しきことのある日思ひつつ 川又 麻利子 千葉県 八千代市
11 こっぴどく父に叱られ泣きながら見し大夕焼けの空怖かりき 小藤 和子 東京都 江東区
12 長々と創作まじりの過去語る痴呆の老人不意に寝ねたり 松本 和子 東京都 世田谷区
13 缶蹴りをしている子、子、子、子どもいておかっぱ頭のあれは私だ 水野 真由美 神奈川県 横浜市
14 枕木を燃やして暖をとりながら保線作業を学びし若き日 土田 耕平 福井県 大飯郡
高浜町
15 旧友の上司とともに訪ね来て敬語に混じる郷里の言葉 吉沢 道夫 長野県 長野市
16 あのひとの性格をここで言ふならばマジックテープのとげとげの方 清水 良郎 愛知県 名古屋市
17 われの名をもう呼ぶことのなき母かわれは母さんといくたびも呼ぶ 横井 正男 愛知県 愛西市
18 あの時の君の気持ちが今わかる十年前の君に追いつく 大井 亜希 京都府 京都市
19 ブラウスの襟元ただす肩越しに君がみているそんな気がして 高橋 弘子 大阪府 枚方市
20 法学部 経済学部 文学部 昔は奈呉の海なりしところ 浅野 敬一 大阪府 高石市
21 雲ひとつ。頑張りすぎた青空がふっと吐き出す一息のごと 八尾 美奈子 兵庫県 加古川市
22 「おやすみなさい」別れる際に言ったけど今夜はわたし眠れそうにない 角森 玲子 島根県 安来市
23 学食のアルバイトの昼「かけ」「かけ」「おろし」「ぶっかけ」「冷麺」・・・注文しないで 松原 真帆 岡山県 岡山市
24 妹と暮らし始めて二週間「早く起きて」が母の口調に 佐伯 美月 岡山県 岡山市
25 「片陰」とはこんな日陰か夏の午後いつもの猫がいつもの路地に 中西 絵里奈 岡山県 岡山市
26 幼馴染の家が空地になっていた。借りてた本だけ今ここにある 山本 裕樹 岡山県 岡山市
27 夏の夜友そばにいて星の名を聞きつつ我の悩みをほぐす 猪原 孝人 大分県 大分市
28 午前四時市街地を飛ばすトラックありすでに始まる今日の物流 岡野 耕平 鹿児島県 南九州市
29 納骨に添えむと束ねし恋文の二十歳のわが字いたく稚し 黒木 幸子 宮崎県 西都市
30 かまきりが胸を反らせて威嚇する男のくせになんて言うなよ 長友 聖次 宮崎県 宮崎市
31 将来の夢は何かと聞く児等よ定年間近の校長室に来て 毛利 寿美子 宮崎県 児湯郡
都農町
32 山ばとは何て鳴いたのもういいよ気にするなってくくうくくうと 今村 公子 宮崎県 延岡市
33 新聞に包まれ届く丸干しを食めば優しき父の味する 岩佐 俊助 宮崎県 延岡市
34 入院の二日目病名もらう為バス待つように採血を待つ 高野 小百合(※) 宮崎県 延岡市

※お名前の漢字で環境依存文字(パソコン・スマホの機種によっては文字化けする可能性がある文字)等が入っている方々につきましては、本市HPで導入している音声ガイダンスシステムの都合上、常用漢字を使用しております。ご了承ください。