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第13回若山牧水青春短歌大賞佳作入選作品(中学生の部)
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更新日:2021年12月15日更新
No. | 入選作品 | 氏名 | 都道府県 | 市区町村 | 学校名 | 学年 |
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1 | 葉桜のはっぱの間にチラチラと夏のしっぽが見えかくれして | 門脇 大和 | 宮城県 | 岩沼市 | 岩沼市立岩沼西中学校 | 2 |
2 | 空のぼる灰色のけむりを見て思うタロは今まで幸せでしたか | 佐藤 若菜 | 山形県 | 鶴岡市 | 鶴岡市立豊浦中学校 | 2 |
3 | 夏休みの宿題終わる目途がつき安心して食べる西瓜が甘い | 中山 七海 | 埼玉県 | 比企郡 小川町 |
小川町立欅台中学校 | 3 |
4 | なつかしい友からのメールいつもより時間をかけて返信をする | 岩田 直美 | 東京都 | 目黒区 | トキワ松学園中学校 | 2 |
5 | 冬の日も一緒に寒さガマンしたでももうお別れ白い自転車 | 亘 実優 | 東京都 | 目黒区 | トキワ松学園中学校 | 2 |
6 | ひまわりはきいろい蝶でできてるの背のびしながらあの子がいった | 田中 理子 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 1 |
7 | いつもよりせみの鳴き声聞けなくてそっと近くの木にふれてみる | 安富 望 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 1 |
8 | 水色のきれいな空の下のせみ七年間の思い出を鳴く | 和田 蒼依 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 1 |
9 | 秋の風少し感じる夕暮れに桜島へと船がでてゆく | 住 奈菜子 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 1 |
10 | 妹と私が吹いたしゃぼん玉離れて近づき一つになった | 吉村 那月 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 2 |
11 | 溶けてゆくアイスクリームのごとくなり暮れゆく空の山際の線 | 石上 葵子 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 2 |
12 | 兄弟と並んでぽわぽわふくらんで親を待ってる空腹子ツバメ | 川原 万由子 | 東京都 | 新宿区 | 学習院女子中等科 | 2 |
13 | 8月のカレンダーとるビリビリと14の夏音立てて去る | 西谷 颯太 | 東京都 | 練馬区 | 早稲田大学高等学院中学部 | 2 |
14 | 図書館で近頃手にとる本の背に必ずあるのは『14』の文字 | 藤村 康之介 | 東京都 | 練馬区 | 早稲田大学高等学院中学部 | 2 |
15 | 中学校初めてふれた音楽の奥深さをまだボクは知らない | 堀口 実華 | 東京都 | 品川区 | 品川区立荏原第五中学校 | 2 |
16 | 授業中ペンをはしらすあの人を見るとなんだかやる気が起こる | 浅野 佑奈 | 神奈川県 | 横浜市 | 横浜英和女学院 | 2 |
17 | 無意識に空見上げると偶然にも空と同じ感情だった | 伊藤 風香 | 神奈川県 | 藤沢市 | 聖園女学院中学校 | 1 |
18 | 初恋は実らないとは限らない自分に言ってあの人を待つ | 鹿毛 綾乃 | 神奈川県 | 藤沢市 | 聖園女学院中学校 | 2 |
19 | 祖父が逝き私の息は白い色椿の花に祈りを込めて | 土屋 実穂 | 神奈川県 | 藤沢市 | 聖園女学院中学校 | 2 |
20 | 両親も知らない私のマイブームサヘラントロプス・チャデンシスって | 本谷 優果 | 愛知県 | 西尾市 | 西尾市立西尾中学校 | 1 |
21 | 春風に吹かれてさわぐ菜の花はクラスがえしたわたしみたい | 北尾 真依 | 愛知県 | 稲沢市 | 稲沢市立明治中学校 | 3 |
22 | ドーナツのように輝く金環日食心の中でぱくっと食べる | 野間口 将梧 | 愛知県 | 安城市 | 安城市立明祥中学校 | 1 |
23 | 春風にあおられ自転車ふらついた私の心も少し揺られた | 小牟田 茜 | 愛知県 | 安城市 | 安城市立明祥中学校 | 1 |
24 | 歓声とぽたぽたおちる感情にハチマキぬらすああ負けたんだ | 木村 朱里 | 愛知県 | 安城市 | 安城市立明祥中学校 | 1 |
25 | 筆箱がパンパンすぎてしまらない男子は色ペン1本なのに | 伊東 葉奈 | 京都府 | 京田辺市 | 大住中学校 | 2 |
26 | 夏の旅続くフェンスの長い道肌で感じる沖縄の今 | 若林 直哉 | 京都府 | 京都市 | 立命館中学校 | 2 |
27 | 久し振りに行ったらなかった文具店震える文字で「閉店しました」 | 越智 早彩 | 京都府 | 京都市 | 立命館中学校 | 2 |
28 | 混ざり合うだけど決して溶け合わないぐちゃぐちゃ混ざる八月の嘘 | 仙田 さくら子 | 京都府 | 京都市 | 立命館中学校 | 2 |
29 | 風がふくぽつんとおいた漫画本めくれるめくれるめくれるめくれろ | 川口 宙也 | 京都府 | 京都市 | 立命館中学校 | 2 |
30 | 空の下水切る石よ湖の水面を跳ねてどこまでも行け | 端山 昌樹 | 大阪府 | 富田林市 | 初芝富田林中学校 | 2 |
31 | あついからシャワーを浴びてはエアコンでからだをひやすぼくシーラカンス | 中田 昌伸 | 広島県 | 福山市 | 福山市立鷹取中学校 | 3 |
32 | 筆一本静かに墨をつけるとき私の心は草原にいる | 金野 ななか | 山口県 | 下関市 | 山口県立下関中等教育学校 | 2 |
33 | 代数の夏の宿題投げ出して海にもぐって貝(解)もとめる | 藤村 亮太 | 高知県 | 高知市 | 土佐中学校 | 2 |
34 | 「青春」の定義は何かと問う僕に「過ぎればわかる」と微笑う父親 | 井関 遼河 | 高知県 | 高知市 | 土佐中学校 | 2 |
35 | 夏祭り明日の明日の明後日の明日の明日の明日の明後日 | 室賀 帆乃華 | 高知県 | 高知市 | 土佐中学校 | 2 |
36 | 傘の中いろんなことを考えてまるでそこだけ私の世界 | 仲村 紗衣 | 福岡県 | 福岡市 | 福岡女学院中学校 | 1 |
37 | あじさいの一つ一つの花見ると白いなんだか不思議な形 | 竹森 百花 | 福岡県 | 福岡市 | 福岡女学院中学校 | 1 |
38 | リンドウを左右にふればチロリロと風の音声が聞こえて来そう | 尾崎 由芽 | 福岡県 | 福岡市 | 福岡女学院中学校 | 1 |
39 | 住宅のかなたに光る赤色をあなたも見ているような気がする | 高口 珠生(※) | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田市立延命中学校 | 2 |
40 | しゅんわりとラムネの中に飛び込んだそんな気分で夏に飛び込む | 宮本 菜摘 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田市立延命中学校 | 3 |
41 | 「ゆらのとを」私の中でも分からない彼の気持ちも分からぬままに | 峯 菜々子 | 福岡県 | 久留米市 | 久留米市立櫛原中学校 | 2 |
42 | いつからか金魚のいない水そうにふーっと息かけ水草ゆらす | 木下 銀次郎 | 福岡県 | 筑紫郡 那珂川町 |
那珂川南中学校 | 2 |
43 | 思いきり走ったあとに風吹いてやっぱり夏が好きだと思う | 須田 紫野 | 福岡県 | 太宰府市 | 学業院中学校 | 3 |
44 | 少しだけ早起きをして外見るといつもと違う風景がある | 坂口 菜々子 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田中学校 | 2 |
45 | 悲しいなテストがかえってくるといつもテストの中に雨が降る | 青木 正敏 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田中学校 | 3 |
46 | 去年より高い声増えた剣道部せまく感じる女子更衣室 | 藤吉 彩華 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田中学校 | 3 |
47 | 年間のプリクラ代を計算し恐ろしくなり途中でやめる | 桑原 真理絵 | 福岡県 | 大牟田市 | 大牟田中学校 | 3 |
48 | 帰り道背中でラケットゆれている道路にのびるかげもゆれている | 北川 桃子 | 佐賀県 | 佐賀市 | 佐賀市立城東中学校 | 2 |
49 | フェリー待つ港の横にたくさんのバイクが並びキラキラしてる | 牛丸 史菜 | 佐賀県 | 多久市 | 多久市立西渓中学校 | 2 |
50 | 勉強に疲れて窓の外見たらゆるゆるぱぱぱ花火あがった | 石橋 茉耶 | 佐賀県 | 鳥栖市 | 鳥栖市立鳥栖中学校 | 3 |
51 | 一年のときに届いたユニフォーム今では少し糸がほどけた | 遠藤 美早紀 | 佐賀県 | 鳥栖市 | 鳥栖市立鳥栖中学校 | 2 |
52 | まいまいの短い旅路見ていればたどりたくなる銀色の道 | 太田 陸 | 長崎県 | 諫早市 | 諫早市立明峰中学校 | 3 |
53 | あめがふるみんな傘さしみていないかぜにふかれておどっている雨 | 岩永 太陽 | 長崎県 | 諫早市 | 諫早市立諫早中学校 | 2 |
54 | 四年から習字を始めて六段に楷書よりかも行書が楽しい | 一ノ瀬 星 | 長崎県 | 諫早市 | 諫早市立諫早中学校 | 2 |
55 | ほそぼそとアスファルトに咲くたんぽぽよ一人きりで寂しいだろう | 野間 皓太 | 鹿児島県 | 南九州市 | 川辺中学校 | 2 |
56 | 秒針は人のようにせわしなく分針にいつもあこがれいだく | 中村 翔 | 鹿児島県 | 熊毛郡 中種子町 |
中種子町立中種子中学校 | 3 |
57 | 秋の地にきれいにみのる穀物が風でゆれると美しくなる | 藤川 遥輝 | 鹿児島県 | 熊毛郡 中種子町 |
中種子町立中種子中学校 | 1 |
58 | なぜだろう雨の音色が聴こえるといつの間にやら口ずさむ歌 | 静岡 仁美 | 鹿児島県 | 大島郡 瀬戸内町 |
瀬戸内町立篠川中学校 | 3 |
59 | 思い出す打ったときのあの感じぼくは今打席に入っている | 下和田 啓太 | 鹿児島県 | 姶良市 | 姶良市立加治木中学校 | 2 |
60 | 先生達職員室でリラックス授業中とは全然違う | 玉城 寛斗 | 沖縄県 | 西原町 | 西原町立西原中学校 | 2 |
61 | 矢を射ると的に吸われるようにして乾いた音が辺りに響く | 高樋 薫也 | 宮崎県 | 宮崎市 | 赤江中学校 | 2 |
62 | 「何でだよ」イライラしてるこの頃は反抗期かな氷をかじる | 篠永 智史 | 宮崎県 | 宮崎市 | 鵬翔中学校 | 2 |
63 | 授業中眠い気持ちをごまかしてノートに書くのはぐるぐる渦巻き | 松田 祐可子 | 宮崎県 | 東臼杵郡 美郷町 |
美郷町立西郷中学校 | 3 |
64 | 夕暮れの優しい色した太陽はまたねと笑っている気がするよ | 清水 真凛 | 宮崎県 | 西諸県郡 高原町 |
高原中学校 | 3 |
65 | 雨が降り霧もかかって空も白ふしぎなことになんだかねむい | 犬童 有星 | 宮崎県 | 西諸県郡 高原町 |
高原中学校 | 2 |
66 | ラグビーにかけた思いはいつの日かモールのようにも膨らむのだろうか | 大杉 嗣弘 | 宮崎県 | 延岡市 | 延岡市立南中学校 | 2 |
67 | 川の中どんなかんじか聞いてみる言葉ではなく流れで答えた | 西山 瑞起 | 宮崎県 | 延岡市 | 延岡学園高等学校尚学館中学校 | 1 |
68 | じいちゃんと小雨降る中植えた苗夏の陽の下西瓜実らす | 安藤 海 | 宮崎県 | 延岡市 | 聖心ウルスラ学園聡明中学校 | 3 |
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