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第3回 若山牧水青春短歌大賞入賞作品

印刷ページ表示 更新日:2021年12月13日更新

青春短歌大賞(3首)

 
部門 入賞作品 氏名 都道府県 市区町村 学校名 学年
小・中学生 ニチニチソウ育てていたらお隣にインゲンマメも育っていたよ 甲斐 史帆 宮崎県 延岡市 東海東小学校 6
高校生 遮断機が上がると君は過去となり思い出のひとつ青き電車も 柴田 文佳 大分県   佐伯豊南高校 2
大学生等・一般 歯刷子をうんと離して立ててやる此ん畜生とつぶやきながら 治山 美智子 岡山県 岡山市    

優秀賞(15首)

 
部門 入賞作品 氏名 都道府県 市区町村 学校名 学年
小学生 けんかした兄に差し出すメロンパンでも私のがちょっと大きい 高橋 昌子 山口県 小野田市 高千帆小学校 6
ついに来た「いちについて」のあの声はいつも私をきんちょうさせる 柿本 和子 長崎県 長与町 洗切小学校 5
いのししのおとした石をひろいつつ学校へ行く朝はたいへん 津隈 敬太 宮崎県 日之影町 八戸小学校 2
中学生 ひとりだけ真白いシャツまぶしくてやかんをもって走りくる君 小栗 瞬 神奈川県   関東学院中学校 3
しじみ採り今年は貝が少なくてみんなでのぞくみそ汁のナベ 川喜 多美香 三重県   日生学園中学校 3
停止した思考の続きを追うようにヒートアイランドの舗道を歩く 川上 陽子 熊本県 熊本市 出水中学校 3
高校生 今在らば洗いざらしのGパンを履かせてみたい坂本竜馬 中川 真基子 愛知県   西尾高校 1
雨上がりコンクリートの水たまり光をすいこみ僕をてらす 深谷 武司 愛知県   西尾高校 1
廊下ごし聞いているんだ君の声あたしはいつも象のようにね 梶原 亨子 宮崎県   延岡西高校 2
大学生等 青あらし水面と葉先一瞬に触れあうごとき君との出会い 阿久津 奈七 栃木県   國學院大學栃木短期大学  
風見鶏みながら過ごす日々ばかり時には風に向かいたくなる 角山 諭 石川県   金沢大学大学院  
雨上がりメロンソーダのあわとなり僕の心は君にはじけた 渋田 百日紅 福岡県   九州大学  
一般 日常が洗いざらしたTシャツのかたちのままにぶらさがる朝 山下 奈美 静岡県 静岡市    
正社員最後の給与明細を改めて見る薄日のベンチ 高松 和美 香川県 高松市    
通販のブラウス届くカタログのモデルのように肘ついて座す 毛利 寿美子 宮崎県 東臼杵郡東郷町