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認定NPO法人カタリバとヤングケアラー支援に関する連携協定を締結しました
認定特定非営利活動法人カタリバ<外部リンク>と延岡市とは、ヤングケアラー(※)支援に関する連携協定を締結しました。
カタリバは、「どんな環境に育っても未来を創り出す力を育める社会を目指し、すべての10代が意欲と創造性を手にできる未来を実現しよう」と活動している団体で、ヤングケアラーや不登校支援を始めとした子どもが抱える課題解決の支援を行っています。
延岡市では、令和5年度にヤングケアラー支援に関する研修会の講師を務めていただき、民生委員・児童委員、障害福祉サービス事業者等の皆様にヤングケアラーに関する現状や今後の課題について学んでいただきました。
今年度は昨年度に引き続き研修会を開催するほか、さらに、カタリバが提供するオンラインによるヤングケアラー支援プログラム「キッカケプログラム」を提供いただき、市内の子どもやその保護者の伴走支援を、延岡市と連携して行っていくことにしています。
※ヤングケアラーとは、大人が担うべき家事、家族の介護、ケアなどを行っており、進学や就職などで大きな問題を抱えている子どものことです。
連携事項
- ヤングケアラーに関する周知及び啓発に関すること
- ヤングケアラー家庭支援への支援スキルの向上に関すること
- カタリバが提供するデジタルツールを活用した「キッカケプログラム」の利用に関すること
- その他、本協定の目的を達成するために必要なこと
今後の展開
カタリバの役割
カタリバは、オンラインによる支援プログラムである「キッカケプログラム」により子どもとその保護者の伴走支援を行います。
キッカケプログラムでは、ヤングケアラー家庭に無償でパソコンとポケットWi-Fiを貸与し、子どもと保護者それぞれにが専属のメンターと定期的にパソコン上で対話を行うことができます。
このことにより、子どもや保護者の精神的な支えや居場所となり、将来への意欲の醸成や社会的な孤立を防いでいきます。
延岡市の役割
延岡市は、既に設置しているヤングケアラーの相談窓口やこども家庭サポートセンターの専門職員を中心に、市内の小中学校・高校とも連携しながら、ヤングケアラー家庭に「キッカケプログラム」を紹介し、カタリバの伴走支援につなげていきます。
また、オンライン上ではできない、家庭への訪問や見守り、関係機関や行政によるサービスの提供を行い、ヤングケアラー家庭に直接的な支援を行っていきます。