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北方町における地元企業とのスマート農業に関する実証事業について
令和2年1月に旧北方小学校跡地への立地調印を行った地元企業である株式会社山内システムが、北方町所在の農事組合法人うつぎファーム及び市と共同で、スマート農業に関するシステム開発に向けた実証事業を開始します。
目的
延岡市においては、農業の担い手の確保や労働負担の軽減等の観点から、スマート農業導入に向けて、取り組みを開始しています。
そのような中、今回、システム開発を行う株式会社山内システムは、旧北方小学校跡地に立地する際の事業計画において、地域農業発展に向けた貢献事業として、農業ICT・IOTの技術提供と共同開発を掲げており、今回はその計画実現に向けたプロセスの一環として、スマート農業のシステム開発に取り組むこととなったものです。
市としても、スマート農業の展開に大きく寄与するものであるため、地域農業の様々な課題解消に向け、今後、この取り組みを支援していきます。
実証の内容
(1)取組者
株式会社山内システム、農事組合法人うつぎファーム、延岡市
(2)実証場所
延岡市北方町早中巳683番3 早菜花センター(ハウス6連棟)
所有者:延岡市
借人:農事組合法人うつぎファーム
作付品目:軟弱野菜(ベビーリーフ)
(3)開発予定システムの概要
自動散水システム
現在、ハウスに赴き手動で行っている散水作業を、ハウス内の日射量、温度、湿度等をセンサーで感知の上、自動での散水が可能となるシステム。
ハウス側面の自動開閉システム
現在、ハウス内の温度・湿度調整のため、手動(巻上)で行っている側面の開閉作業を、センサーを活用し自動での開閉が可能となるシステム。
※事業紹介動画はこちら→北方町におけるスマート農業実証事業<外部リンク>
実証により期待される効果
- 開発予定のシステムは、農家の要望に沿った最小限のシステムであり、汎用品を活用したシステム化をすることで、低コストでの導入が可能となります。また、地元企業による開発のため、迅速なフォローアップが可能です。
- 市としても、今回の取り組みが地域農業の課題解消に繋がるとともに、市のスマート農業施策が展開され、農業経営改善にも大きく寄与されるものと期待しており、様々な支援を行っていきます。