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119番の適正利用について
延岡市消防本部の119番受信件数は増加傾向にあり、令和2年中では9,295件の通報を受けています。
そのうち、問合せやいたずらなどを緊急を要しないものが709件ありました。
119番は火災や救急の場合に使用される緊急通報用電話番号です。
「消防車がサイレンを鳴らして走って行ったが、何が起きているのか?」など、火災や救急に関係ない問合せが119番で寄せられ、本当に緊急を要する通報への対応が遅れてしまう恐れがあります。
災害案内ダイヤルのご案内
延岡市消防本部管内で発生した火災、事故、その他油漏れなどにより、消防車両(救急車を除く)が出動した場合の出場場所と出動内容を音声により聞くことができます。もし、近くで消防車両のサイレンが聞こえた場合や現在の災害発生状況を確認したい場合には災害案内ダイヤルをご利用ください。
延岡市消防本部 災害案内ダイヤル
0982-34-1100
(平日・土日祝日:24時間対応)
医療相談ダイヤルのご案内
医師や看護師が医療機関受診の有無や受診の時期、家庭で実施できる応急的な対応方法等のアドバイスを電話相談できる窓口があります。
県北救急医療ダイヤル
0120-865-554
(平日:17時00分~翌朝8時00分/日曜・祝日・年末年始:24時間対応)
また、お子さんの急な病気や怪我に対しての相談窓口もあります。
小児救急医療電話相談
#8000(プッシュ回線 固定電話 携帯電話)
(ダイヤル回線の場合 0985-35-8855)
日曜・祝日在宅当番医の確認
休日の当番医が知りたい場合、延岡市のホームページ上で確認する事が出来ます。
延岡市 日曜・祝日在宅当番医
リンク先:
※診療時間:9時~18時(歯科は9時~12時)
当番医が変更になる場合がありますので、事前に電話をして確認して下さい。
119番に通報する状況に遭遇したら
「火災」「救急」「救助」などの緊急事態が目の前で発生し、119番通報を行うとき、ほとんど慌てた状態で電話する事になり、うまく状況を伝える事ができない場合があります。
(1)119番はまず「二択」から始まります。
「火事ですか?救急ですか?」と最初に聞かれます。
火事に対しての消防車の要請、病気や怪我に対しての救急車の要請、どちらなのか「緊急通報の目的」を伝えて下さい。
緊迫した状況では落ち着くことが大切です。聞かれたことを冷静に答えましょう。
(2)場所はどこなのか
場所が特定できないと緊急車両はどこへ向かって良いのかわかりません。番地や建物の階数、部屋番号といった正確な住所を伝えて下さい。また、住所がはっきりとわからない場合には、目印となる建物や電信柱の番地表示、信号の交差点名などの情報を伝えて下さい。
(3)状況を伝える
何がどうしたのかその状況を具体的に伝えて下さい。
火事の場合、例えば「住宅から火が出ている」といった状況を伝えます。その時に「どこから燃えているのか」「怪我人はいるのか」「逃げ遅れた人はいないか」「初期消火は行えているのか」といった事を詳しく聞かれると思います。冷静にわかる範囲で状況を伝えてください。
また、救急の場合で「家族が急に倒れた」といった状況の時は、「何をしていて倒れたのか」「意識・呼吸はあるのか」「治療中の病気や通院している病院、服用している薬はあるのか」といった病気や怪我になった人の情報を聞かれます。その人についてわかる事を伝えて下さい。
(4)通報者について
情報提供や確認がとれるように必ず名前と電話番号を指令員に伝えて下さい。
火事の通報例
119番指令員 | 通報者 |
---|---|
・火事ですか?救急ですか? |
・火事です。 |
・火事が発生している場所を教えて下さい。 |
・〇〇町〇丁目〇番地、○○宅です。 |
・何が燃えていますか? | ・家の台所が燃えています。 (ガス漏れ・漏電等の状況がわかれば伝える。) |
・怪我している人や逃げ遅れている人はいますか? |
・いいえ、いません。
|
・初期消火はできていますか? | ・消火器を使いましたが、まだ燃えています。 (消火器や消火設備など、通報段階での消火状況を伝える。) |
・最後に、あなたの名前を教えて下さい。 | ・私の名前は〇〇〇〇です。 |
救急の通報例
119番指令員 | 通報者 |
---|---|
・火事ですか?救急ですか? | ・救急です。 |
・救急車が向かう住所を教えて下さい。 | ・〇〇町〇丁目〇番地、○○宅です。 |
・どうしましたか? | ・父が急に胸が痛いと言って苦しがってます。 |
・お父さんは何歳ですか? | ・○○歳です。 |
・会話することが出来ますか? | ・苦しそうですが話すことはできます。 (意識・呼吸の状態を伝える。) |
・治療中の病気やかかりつけの病院はありますか? | ・心臓の病気で○○病院にかかっています。 |
・最後にあなたの名前を教えて下さい。 | ・私の名前は○○○○です。 |
(5)通報後は
火事や交通事故といった状況では、通報者が二次被害に巻き込まれる危険性があります。危険だと感じたらすぐに避難して安全を確保して下さい。
傷病者が重症の場合、または悪化した場合には、救急隊が到着するまで心肺蘇生法など応急手当を行って下さい。
また、救急隊が出場して到着するまでの間に、応急手当の説明やさらに詳しい状況を聴取するために指令員が電話をかけ直す場合があります。携帯電話や子機を手元に置き、いつでも連絡がとれる体制をとりましょう。