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口頭指導について
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更新日:2021年8月1日更新
口頭指導について
突然の事故や病気の際、命を救う為には早期から応急手当が行われていることが重要です。特に心肺停止など重篤な場合、ただ救急車を待つだけでは命が助かる可能性は低くなってしまいます。生命の危機的状況にある人を救命し、社会復帰に導く為には、傍にいる人(バイスタンダー)による応急手当が実施されていることが重要となります。
消防では、119番通報の内容から必要と判断した場合、早期から応急手当を実施してもらうために「口頭指導」を行っています。
「口頭指導」とは?
消防の通信指令員が119番通報してきた人に対して、通報内容から傷病者の状態を判断し、救急車が到着するまでの間に何らかの対応が必要であると判断した場合、その状況に即した具体的な応急手当の方法を口頭で指示し、協力を要請します。これを「口頭指導」と言います。
「口頭指導」の目的
口頭指導は、危機的状況に陥った傷病者のそばに居合わせた人(バイスタンダー)から状況を聴取し、それに適した応急手当を指示して実行してもらう事により救命効果の向上を図ることを目的としています。
「意識・呼吸がない。」 | |
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「喉に物が詰まって窒息している。」 | |
「出血がずっと続いている。」 | |
「やけどをしてしまった。」 | |
「作業中に指を切断してしまった。」 |
バイスタンダーによる応急処置をサポートする「口頭指導」
緊急事態に遭遇した場合は、まず落ち着いて119番通報して状況を説明した後、指令員に相談して指示を仰ぎましょう。電話口で意識や呼吸の確認や胸骨圧迫のやり方などの指導を受けることができます。