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8.国指定史跡 南方古墳群(大貫支群)
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更新日:2021年8月1日更新
国指定史跡 南方古墳群(大貫支群) 所在地:大貫町
1943(昭和18)年9月8日指定
この丘陵上には国指定古墳9基(第24~31号・39号:7基未調査)が点在し、丘陵北斜面には縄文時代早期に形成された県内最古級の貝塚、大貫貝塚が存在している、大貫貝塚は調査により最大0.6メートルに及ぶ貝層が確認され、様々な貝や獣鳥魚骨・石器・縄文土器などが出土している。
第24号墳
県北で最大規模の横穴式石室を持つ、直径約21メートル、高さ4.2メートルの円墳である。江戸時代のころにはすでに開口しており、盗掘等を受けていたが、1913(大正2)年の鳥居龍蔵(とりいりゅうぞう)博士の調査では、直刀破片・鉄滓(てっさい)2・須恵器が出土している。
第39号墳
浄土寺山古墳とも呼ばれ、古墳時代中期に築造された前方後円墳である。1929(昭和4)年に東京帝国大学(現東京大学)の鳥居龍蔵博士によって調査が行われ、主体部の割竹形木棺(わりたけがたもっかん)内より三角板(さんかくいた)革綴眉庇付冑(かわとじまびさしつきかぶと)・長方板革綴(ちょうほういたかわとじ)短甲(たんこう)・蛇行剣・直刀6・鉄剣11・鉄1・鉄鏃81・鉄斧2・竹櫛48など多くの副葬品が出土している。
拡大図
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