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第63回延岡西日本マラソンをカーボンオフセット大会として開催します!

印刷ページ表示 更新日:2025年1月29日更新

1.背景

 延岡市は、恵まれた日照時間や森林資源を最大限に活用しながら、市民・事業者・行政が力をあわせて「ゼロカーボンシティのべおか」の実現を目指しており、2023年8月には「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。

 そのような中、「延岡市森林由来のJ-クレジット推進協議会」が設立され、本市も協議会メンバーとして森林クレジットを用いて温室効果ガスの排出量をオフセットする活動を推進し、新たな森林の収入源としての検証や、森林クレジットの創出、販売、活用に向けての仕組みづくりなど、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいます。

 これらの取組みは、スポーツの分野においても不可欠となってきている中、本市最大のスポーツイベントである「延岡西日本マラソン」をカーボン・オフセット大会として開催することにより、延岡市の森林保全活動と脱炭素化の取り組み、延岡市のJ-クレジット創出・販売のPRにもつながることが期待できることから、令和7年2月9日(日曜)に開催される第63回延岡西日本マラソンを「カーボン・オフセット大会」として開催することとし、大会開催における効果の指標としてCO2排出量の算出対象や、算出方法、算出結果を下記の通りまとめています。

2.算出対象

 大会を開催するにあたり排出するCO2のうち、下記2項目を対象としました。

(1)業務車両の運行により排出されたCO2

・市外から延岡市までの移動により排出したCO2
・大会当日の車両運行により排出したCO2

(2)参加者の移動により排出されたCO2

・各都道府県から延岡市までの移動により排出したCO2
※全選手について最寄り駅等からの集計は困難であるため、各都道府県の空港もしくは各県庁所在地の駅から延岡駅までの移動を対象としている。

 

 その他に給水やマラソンプラザでの活動に伴うCO2排出量があるが、全体に占める割合は小さいと想定されることから、対象外としています。また、大会当日の集合時間が早朝となるため、宿泊者も多いと予想されるが、これまでの大会における宿泊者数に関するデータがなく、参加予定選手への情報収集も困難であることから、今回は算出の対象外としています。

3.CO2排出量の算出

(1)業務車両の運行により排出したCO2

 資機材の運搬や、関係者の移送、テレビ中継等に用いる車両から排出されるCO2を該当とします。第63回延岡西日本マラソンの車両運行計画をもとに、各車両の延岡市までの移動距離と大会中の移動距離を推計し、各車両種別の1kmあたりのCO2排出係数を乗じてCO2排出量を算定しています。

[総移動距離]=[延岡市までの移動距離(往復)]+[大会開催中移動距離]
[CO2排出量]=[総移動距離]×[1kmあたりのCO2排出量]

各車両の運行にかかるCO2排出量
車種

台数

(台)

総走行距離

(km)

CO2排出係数

(kg CO2/km)

CO2排出量

(kg)

バイク 5 642.8 0.09 57.852
軽乗用車 14 811.4 0.11 83.254
乗用車 18 2,411.2 0.15 361.680
1BOX 4 4,560.4 0.26 1,185.704
マイクロバス 2 60.0 0.33 19.800
一般バス 8 390.0 0.65 253.500
軽トラック 2 100.0 0.15 15.000
小型トラック 4 190.0 0.47 89.300
中型トラック 10 4,026.4 0.57 2,295.048
大型トラック 4 1,314.8 0.78 1,025.544
合計 71     5,392.682

 


(1)参加者の移動により排出されたCO2

 延岡市までの移動については、できるかぎり公共交通機関を使用することをお願いしていることから、各公共交通機関のCO2排出係数を用いて(1)と同様の方法でCO2排出量を算出しています。(参加者数は1月15日時点)

交通機関におけるCO2排出量
交通機関

CO2排出係数

(kg CO2/km)

鉄道 0.020
路線バス 0.071
航空 0.101

出典:国土交通省「運輸部門における二酸化炭素排出係数」

 

各地方からの移動にかかるCO2排出量
地方

参加者数

(人)

CO2排出量

(kg)

北海道 3 1,088.840
東北 2 479.880
関東 108 22,893.220
中部 15 2,103.430
近畿 40 4,386.650
中国 24 400.340
四国 1 106.610
九州 425 4,316.690
海外 0 0
合計 618 35,775.660

4.まとめ

 今大会で排出されるCO2のうち対象とするCO2は41,168.342kgであるため、42tについてカーボン・オフセットを実施することで、カーボン・オフセット大会を開催します。使用したクレジットは延岡市の保有する市有林J-VERであり、費用については旭化成株式会社様より寄付をいただくことで実現することができました。また、啓蒙活動として、脱炭素化の取り組みと森林保全についてのブースを出展する予定としています。

 今回は大会参加者への公共交通機関の使用を呼びかけながらカーボン・オフセットを大会を開催を実施しますが、今後、さらなるCO2削減のため、大会物品や車両の見直しなど運営面の検討を進め、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきます。

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