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設計業務に係る積算の誤りについて
令和7年1月23日付で指名競争入札の指名通知を行った下水道課所管の下水道施設に関する設計業務において、指名通知後に設計書に積算の誤りがあったことが判明しましたので、入札を中止しました。
関係事業者の方々並びに市民の皆様に対し、心からお詫び申し上げます。
1.案件の概要
本業務内容は、測量と詳細設計を行う業務であることから、本来、測量業務と設計業務で工区を分け、それぞれの諸経費を計上するべきところ、測量業務の諸経費を設計業務の諸経費で計上したことにより積算に誤りが生じたもの。
委託業務の名称
令和6年度 大峡地区接続管等詳細設計業務委託
指名通知日
令和7年1月23日(木曜日)
予定価格
39,897,000円
入札方法
指名競争入札(電子入札)
指名事業者数
12者
入札の中止通知日
令和7年1月24日(金曜日)
2.発生(判明)までの経緯
指名競争入札の指名通知を行った後に、設計書に当該入札の予定価格に変更を生じさせる誤り(積算の誤り)があることが、事業者様からの指摘により判明したため、入札を中止しました。
3.発生原因
担当者が、本来、測量業務と設計業務で工区を分け、それぞれの諸経費を計上するべきところを失念し、測量業務の諸経費を設計業務の諸経費で計上したため。
また、設計書精査には精査担当者2人に加え、係長および課長が押印するが精査機能が果たせなかったため。
4.今後の対応
再度改めて設計書の見直しを行い、入札を行うこととします。
なお、本件入札の指名事業者様に対しては、既に入札中止の通知を、電子入札システム及びFax送信により、確実に行いました。
5.再発防止策
今回の違算の経緯を下水道課内で共有し、再度、積算体系等について確認を行い、再発防止に努めます。
あわせて、庁内発注担当課室にも共有し、再度、積算体系等や仕様書、設計書等の記載内容のチェックの徹底について周知を行い、再発防止に努めます。
6.事務処理ミスに伴い入札を中止した案件と今後の取扱い
記録が残っているこれまでの事務処理ミスに伴い入札を中止した案件は、別紙のとおりです。
これらの案件については、入札情報サービス、電子入札システム、Fax送信及び電話連絡により、入札中止の周知・通知を確実に行ってきており、関係者に対しては明らかにしてきたところです。
しかしながら、市側の積算誤りにより入札を中止したことは、市の事務処理ミスによる中止でありますので、事務処理ミスは全て公表するという市の方針と整合を図るべく、今後は、積算の誤りなど事務処理ミスを起因として入札を中止する案件につきましては、事務処理ミスとして公表することとします。