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「第17回延岡市景観賞」の受賞物件が決定しました!
令和5年10月4日から11月30日の間で募集しました、「第17回延岡市景観賞」につきまして、ご応募をいただきありがとうございました。
令和5年12月26日に選考会議を開催し、審査を行った結果、以下のとおり受賞物件を決定いたしました。
「延岡市景観賞」は5年1度開催しており、次回は令和10年度に開催を予定しています。
次回も、皆様からの多数のご応募お待ちしております。
【部門】これからの景観を創造する建造物
最優秀賞 「生活協同組合 コープみやざき北小路店」
所在地:延岡市北小路1番12
完成時期:令和2年10月
所有者:生活協同組合コープみやざき 理事長 日高 宏
設計者:有限会社メイ建築研究所宮崎 代表取締役 戸田 善康
※日高 宏様の「高」の漢字は、梯子高(はしごだか)が正式表記です。(本市ホームページの音声ガイダンスシステムの都合上、常用漢字を使用させていただいております。)
講評
- 非常に色合いもよく考えられており、ディテールや建築の位置関係、バス停や道路との境界、駐車場の照明に至るまで良く配慮されている。
- 規模の大きい店舗でありながら建物のスケール感が抑えられ、周辺の建築物と調和のとれたデザイン・色彩が採用され、当該施設の立地エリアによく溶け込んでいる。
- 隣接する宮崎銀行祇園町支店や河川沿いの柳の並木と連続性があり、建築物単独ではなく、全体的に周辺ランドスケープとの調和がとれている。
- 企業ブランドがあるなか、景観への配慮を優先していることが感じ取れる。
優秀賞 「あつきこころカフェ&サウナ」
所在地:延岡市大貫町3丁目754番地1
完成時期:令和5年10月
所有者:医療法人あつきこころ 理事長 榎本 雄介
設計者:有限会社小嶋凌衛建築設計事務所 代表取締役 小嶋 健晴
講評
- 隣接する薬局のデザインに配慮した色彩やデザインが採用され、周辺を含め一体的に景観を調和していこうという意図が感じられる。
- 本来の診療所にはない店舗機能を入れることで、地域の人々がより親しみを感じることのできる空間構成となっている。
- 病院らしくない雰囲気を出しつつ、非常によく町のことも考えられている。
- 医院の待合室からそば打ちが見えるなど、境界線のない新しい病院の在り方を発信している。
- 景観として面白いだけでなく、病院の新しいモデルとしても面白いと思う。
優秀賞 「さわ小児科クリニック」
所在地:延岡市古川町610番地1
完成時期:令和4年9月
所有者:さわ小児科クリニック 院長 澤 大介
設計者:有限会社小嶋凌衛建築設計事務所 代表取締役 小嶋 健晴
講評
- 外観は煉瓦を組み合わせた透かしになっており、夜はライトアップされ間接的な光の変化が面白いと思う。
- 高級感がありながら、自然素材が使用されており、景観に配慮されている。
- 外観は、あまり延岡にない特徴的なデザインであり、これからの景観を創造している建築物である。
【部門】歴史ある延岡の景観を担ってきた建造物
優秀賞 「カラミ煉瓦塀」
所在地:延岡市西小路9番地1
完成時期:おそらく大正5年頃
所有者: 兼森 大樹
甲斐 英彦
中田 正澄
設計者:不明
講評
- 延岡の近代の歴史を伝える景観の一つであると評価する。
- 現在においては保存も難しく珍しい建造物である。
- 景観賞をきっかけとして延岡の歴史を知るきっかけになることを期待する。
表彰式
令和6年2月13日(火曜)に表彰式を開催しました。
その他
第17回延岡市景観賞 募集期間
令和5年10月4日(水曜)から11月30日(木曜)まで
応募物件・選考対象物件
応募総数:6件
選考対象物件:5件(選考対象外物件1件)
選考方法
延岡市景観賞表彰実施要綱に基づき、令和5年12月26日に延岡市景観アドバイザー3名による選考会議を行いました。
その結果を市長に報告し、受賞者が決定しました。