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もっと知って、世界に誇ろう!祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク-2
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更新日:2021年8月1日更新
シリーズ2神(かみ)さん山(やま)
祝子川温泉美人の湯から大崩山登山口に向けて約500メートルのところにある通称「神さん山」。
山の静寂を感じる竹林の山道を進み、石段を登った先に圧倒される巨石が現れます。
高さ20メートルを超える巨石と、それを支えるように約2メートルのピラミッド型の岩が鎮座する姿は壮大で、ホオリノミコト(山幸彦)が過ごした岩屋という伝説が残っています。
周辺では、矢尻が出土するなど、縄文時代に人々が生活していた形跡があり、巣すのつやノ津屋洞窟遺跡と呼ばれる縄文遺跡の一部となっています。
岩屋には、円形に削りとられた巨石があり、はるか昔から祭さいしじょう祀場として利用されていたと考えられています。
過去には祝子川神社の御神体が祭られており、その神秘的な雰囲気を肌で感じられることから、パワースポットとして注目を集め、多くの観光客が訪れています。
近くにある祝子川温泉美人の湯は、ユネスコエコパークの核心地域となった大崩山を望む露天風呂です。
古代からのつながりに思いをはせながら温泉につかり、秋の空気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
祝子川温泉美人の湯にあるホオリノミコト(山幸彦)像