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マダニに注意~宮崎県はSFTSの報告数が全国で最も多くなっています~
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更新日:2023年6月2日更新
特に、春~秋の野外活動ではマダニに咬まれないように注意しましょう
マダニは、イエダニと違い、山や草むら・庭先などに生息しており、特に、春から秋にかけて活動が活発になります。
マダニに咬まれると、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症することがあるため、特に春~秋の野外活動ではマダニに咬まれないように、注意が必要です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
【症状】発熱(38度以上)、消化器症状(腹痛や下痢など)
(まれに)頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状
マダニに咬まれないための対策
SFTSの予防には、マダニに咬まれないことが重要です。
野外活動をする際は、服装や虫よけスプレー等、予防対策をしっかり行いましょう。
帰宅後 ▶衣服を家の外で叩きマダニを家の中に持ち込まない
▶入浴・シャワーで吸着前にマダニを除去する
マダニに咬まれたときは・・・
マダニに咬まれても痛みや痒みがない場合が多いです。
- 吸血中のマダニに気付いたら無理に取ろうとせず、皮膚科や外科を受診する。
- 咬まれた後、3週間程度は体調に気をつけ、発熱や体のだるさなどの全身症状がある場合は、内科を受診する。
ペットの対策も大切
ペットのSFTS感染や、まれに、発症したペットから人へ感染する事例も報告されています。次のことに気をつけましょう。
□獣医師に相談のうえ、定期的にダニの駆除剤を使用する
□散歩後はブラッシングし、マダニがついていないか確認する
□触れた後は必ず手洗いする
□ペットの体調に注意をはらい、体調不良の際には、動物病院を受診する