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熱中症予測モデルの作成の共同研究実施について

印刷ページ表示 更新日:2021年11月1日更新

国立循環器病研究センター予防医学・疫学情報部では「自治体保有情報を活用する熱中症予測モデルの作成」の研究を実施しております。当研究は,国立循環器病研究センターと延岡市の共同研究として、宮崎県延岡市の気象情報、人口動態統計、住民基礎台帳、熱中症及び熱中症を否定できない疾病による救急搬送された者の救急搬送情報、国民健康保険加入者と後期高齢者医療制度加入者の診療報酬請求情報(レセプトデータ)、健康診査データ、介護認定情報、介護受給情報を用いて、熱中症発症率を予測するモデルを作成することを目的としております。なお、当研究で使用するデータはすべて匿名化されており、研究実施において個人が特定されることはありません。

この案内をお読みになり、ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方で、ご質問がある場合、またはこの研究に「自分の情報を使ってほしくない」とお思いになりましたら、遠慮なく下記の担当者までご連絡ください。ただし、情報が既に匿名化されていることにより貴方の情報を特定できない場合や、解析が終了している場合には、研究データから貴方の情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。

対象となる方

2013年1月から2017年12月に延岡市で熱中症と診断された方、および熱中症疑いで救急搬送された方が、本研究の対象です。

研究の背景

日本の夏において熱中症発症は頻発し、時に致死的な転機をたどるため、熱中症予測と予防は公衆衛生の重要課題です。現状の熱中症発症予測モデルは、市町村や区単位の気象情報等を用いて作成されています。しかし、市町村や区単位での気象情報では地区範囲が粗いため、社会資源整備、例えば救急搬送整備への応用は困難です。

またビッグデータ時代が到来し、気象情報の収集をより細かい地区範囲・時間間隔で実施できるようになり、詳細な気象データが収集されています。これらの情報を活用すれば、市町村単位よりもより細かい地区・時刻範囲で熱中症を予測することが可能になると考えております。

研究の目的

本研究の目的は、気象情報と自治体保有情報を活用した熱中症発症予測モデルを開発することです。

研究の方法

この研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を守り、国立循環器病研究センター倫理委員会の承認のもとに実施されます。本研究では宮崎県延岡市の気象情報、人口動態統計、住民基礎台帳、熱中症及び熱中症を否定できない疾病により救急搬送された者の救急搬送情報、国民健康保険加入者と後期高齢者医療制度加入者の診療報酬請求情報(レセプトデータ)、健康診査データ、介護認定情報、介護受給情報を用いて、研究を実施します。

 

[個人情報の取り扱いについて]

本研究は独立行政法人等個人情報保護法に従い個人情報を保護して実施します。国立循環器病研究センターは、匿名化されたデータのみを用いて分析を行います。匿名化処理は、延岡市役所健康長寿のまちづくり課 児島典子の責任の下、延岡市役所内で外部のインターネットにインターネット接続を行わない環境下で行われます。

研究結果は個人が特定できない形式で学会や学術雑誌等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと研究終了後10年間保存されます。ご不明な点があれば、下記までお尋ねください。

研究期間

研究許可日~2025年3月31日

問い合わせ先

国立循環器病研究センター 予防医学・疫学情報部
部長 西村 邦宏(研究責任者)
住所:大阪府吹田市岸部新町6番1号 電話:06-6170-1070(代表)