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子ども医療費助成制度の新受給資格証の送付漏れについて
1.概要
本市子ども医療費助成制度は令和6年4月1日から対象年齢を18歳まで拡大しております。この制度改正に伴う新しい受給資格証を対象世帯に送付していたところですが、その際、194名の子どもたちの受給資格証が送付漏れとなっていたことが判明いたしました。
2.事務処理ミスの原因
延岡市の子ども医療費助成制度には、県の補助金を財源の一部に充てていますが、県の補助制度は、3歳未満児、又は、3歳以上の未就学児であって一定の所得未満のご家庭の子どもだけの医療費を補助することとしています。(※1)
一方、延岡市の助成対象は、18歳までの子どもを対象にしています(※2)ので、18歳以下の全ての子どもに対して受給資格証を発送する必要があります。
しかしながら、今回、送付先を抽出する際に、誤って、未就学の子どものうち県の補助対象外の子どもを含めない形で抽出し送付してしまったため、このような送付漏れが生じてしまったところです。
※1 県の補助制度…対象年齢は、6歳に到達する日以後の最初の3月31日まで。ただし、3歳以上(3歳に達する日の属する月の翌月以後)の者の入院外に係る医療費については、その者の保護者が所得要件(※3)に該当していること。
※2 18歳までのこども…18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者。
※3 所得要件…児童手当の給付を受けることができる者であって、前年の所得が、一定の金額(扶養親族等の人数により異なります)を超えないものであること。
3.送付漏れの件数
194件
※本来送付すべきだった件数:16,303件
4.判明の経緯
新しい資格証を4月1日から使用できるよう3月26日に発送していましたが、4月1日時点で複数の保護者の方からまだ届いていないとの問い合わせを頂きました。
この時点で送付漏れの可能性が否定できないことから、お問い合わせの内容に共通していた「下の子の分だけが届いていない。」という情報を拠り所として調査開始したところ、上記2.のとおり、対象者のデータを抽出する際に、抽出条件に誤りがあり、一部の子どもたちについて抽出漏れとなっていたことが判明いたしました。
5.今後の対応
・昨日(4月2日)、送付漏れとなっておりました方々に対しまして、新しい受給資格証を発送いたしました。
・4月1日以降、既に受診された方々につきましては、保護者の皆様に医療費助成の償還払いについて説明をさせていただいたほか、受診先の医療機関に新しい資格証の対象者である旨の連絡を行いました。
・新しい受給資格証の送達前に受診をお急ぎになる場合には、担当課までご連絡を頂ければ、受診先の医療機関に当課から事前に連絡させていただきます。また、即日、資格証の発行をご希望の場合には当課窓口にて対応いたします。
6.再発防止策
(1) データの抽出処理を行う際には、上司も含め、複数の担当者で抽出条件の設定について協議と確認を行うこととします。
(2) また、データ作成時のマニュアルにつきましても見直しを行うこととします。