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特定外来生物「オオキンケイギク」について
オオキンケイギクについて
オオキンケイギクは北アメリカ原産の多年草で、5月から7月にかけてコスモスに似た黄色の花を咲かせます。とても強靭で繁殖力が強く、一旦定着してしまうと在来生態系に影響を及ぼすため特定外来生物に指定されています。そのため、生きたままの運搬や保管、栽培、譲渡、輸入、野外への放出などが原則として禁止されています。
オオキンケイギクを繁殖させないために
庭などにオオキンケイギクが生えていたら駆除しましょう。オオキンケイギクは根や種子が残っていると、そこからまた生えてくるため、適正に駆除する必要があります。駆除する場合は、根元から株ごと引き抜き、種子や根を落とさないように袋に入れ、袋を密閉して枯らし、燃えるごみとして処分してください。
オオキンケイギクの特徴
花
小花が集まった頭状花で、直径は5~7cm。花びら(舌状花)はオレンジ色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。花びらの先は不規則に4~5つのギザギザがある。
葉
生え始めは細長いへら状で、成長が進むにつれて3~5枚の小葉に分かれる。葉の両面には荒く白い毛が生えており、鋸歯がない。葉の柄は短く、多くの場合対になっている。花時には枯れていることもある。
※花びらの付け根が赤茶色をしたものや八重咲きの品種もありますが、花びらの他の部分の色や花の中央部分(管状花)の色、花びらの先のギザギザ、葉の形など、他の特徴は変わりません。
似ている植物
キバナコスモス
オオキンケイギクとの違い:開花期が初秋。花びらの先のギザギザが少ない。
画像提供:九州地方環境事務所
ハルシャギク
オオキンケイギクとの違い:花の中央部分(管状花)が濃紅色。葉が線形で細長い。