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指名競争入札における指名通知及び落札者決定の誤りについて
このたび、指名競争入札における指名通知及び落札者決定に誤りがありました。
関係事業者の方々並びに市民の皆様に対し、心からお詫び申し上げます。
案件の概要
令和7年9月2日(火曜日)に郵便入札の方法により指名競争入札に付した案件(予防接種事業に係る予診票入力等業務)において、指名業者に送付した通知書で示した入札条件(最低制限価格の設定なし)に誤りがあり、かつ、通知書で示した入札条件に沿わない落札者決定(最低制限価格の設定あり)を行ったものです。
入札の内容
入札日時
令和7年9月2日(火曜日)11:30開札
委託業務の名称
予防接種事業に係る予診票入力等業務
入札方法
指名競争入札(郵便入札)
指名事業者数
5者
判明の経緯
9月2日(火曜日)
11時30分
指名業者全5者のうち、3者から郵送提出された入札書をもとに郵便入札を実施した(残る2者は辞退届を提出済)。
入札書提出の3者が本庁舎6階入札室にて郵便入札の開札に立ち会った。
11時35分
開札の結果、入札執行者(契約管理課長)が落札者の決定を宣言し、失格者が2者であったことを口頭で説明した。
11時38分
開札終了の数分後、入札執行補助職員(契約管理課員)が、本件入札の資料に添付した通知書を確認したところ、本来ならば「最低制限価格の設定あり」とすべきところ、誤って「最低制限価格の設定なし」と記載して通知していたことに気付き、また、通知書で示した入札条件(最低制限価格の設定なし)に沿わない落札者決定(最低制限価格の設定あり)を行っていたことが判明した。
発生の原因
- 本件については、業務の内容により、最低制限価格を設定する案件として業者選定小委員会(課内合議)で決定しましたが、担当係員が契約管理システムにおいて通知書の内容を入力する際、誤って「最低制限価格の設定なし」と登録しました。
- 通知書(案)は、業者選定小委員会の資料に添付されますが、記載の誤りを課内チェックで見落としていました。
- 通知書については、業務担当課室が契約管理システムを用いて出力・印刷を行い、契約管理課に持ち込む事務手順となっているところ、業務担当課室における内容チェックにおいて、記載の誤りを見落としていました。
- 業務担当課室から契約管理課に持ち込まれた通知書について、記載の誤りを最終チェックで見落としていました。
- 入札執行の課員3名については、入札に必要な封入された予定価格調書(最低制限価格の設定あり)を開札時に備えた状況から、最低制限価格を設定する案件との認識の下、入札を執行し、落札者決定を行いました。
今回の対応
本件事案については、9月4日時点で、応札事業者3者に対し、「落札者決定及び入札自体を取り消し、あらためて適正な入札を執行すること」について説明し、ご理解をいただいています。ついては、近日中に再度の入札を実施します。
理由
本件入札については、業務の内容により、最低制限価格を設定すべきところ、これを設定しないとする入札条件を記載した通知書を誤って送付するとともに、通知書記載の入札条件(最低制限価格の設定なし)に沿わない落札者決定(最低制限価格の設定あり)を行うなど、入札手続が公正性、公平性を欠くものとなったため。
再発防止策
契約管理課
- 担当職員が契約管理システムを用いて通知書(案)を作成する際、ミスしがちな事項(案件の内容により、システム上で諸々設定を選択し、又は手入力を行う部分)については、マーカーで塗色することで注意喚起を図っていますが、担当職員の自己チェックはもとより、係長、課長による慎重なチェックを徹底することを確認しました。
- 人事異動時の引継資料としても活用できるように、上記のチェック用通知書のサンプルを作成し、注意すべきポイントを課内で共有しました。
- 業務担当課室から持ち込まれた通知書について、送付前に再度のチェックを徹底することを確認しました。
業務担当課室
- 業務担当課室においても通知書の内容確認を行うよう周知し、チェック体制を強化することとしました。
- 業務担当課室も容易に通知書の内容確認を行うことが出来るよう、チェックリストを作成しました。