ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

電子くじについて

印刷ページ表示 更新日:2021年8月1日更新

電子くじは、開札において同価の入札をした者が、2人以上あるとき(総合評価落札方式においては、評価値が同じ者が2人以上あるとき)に、電子入札システムで自動的に落札者を決定するために使用します。

電子くじには、入札書が電子入札システムに到達した時刻と、「くじ番号」が用いられるため、入札書の提出時には、「入札金額」とともに「くじ番号」(入札参加者が任意に決めていただく3桁の数字)の入力が必要です。

「電子くじ」の計算方法について

 電子入札システムの「電子くじ」の方式について説明します。

項番 電子くじの方式

1

入札書提出時に、くじ番号(入札参加者が任意に決めた3桁の数字)(A)の入力を行います。

2

入札書が電子入札システムに到達した時刻をもとに、GMT(グリニッジ標準時)1970年1月1日0時0分0秒からの延べ秒数を計算し、下3桁の数値(B)を取り出します。

入札書到達時刻は、入札書提出時に発行される「入札書送信確認票」や「入札書受付確認通知書」で確認することができます。

3 入札参加者ごとに、項番1のくじ番号)(A)に項番2の数値(B)を足し合わせ、計算結果の下3桁の数字(C)を求めます。
4

電子くじ対象者の電子入札書がシステムに到達した順番に、0,1,2・・・と番号を割り当てます。

5

電子くじ対象者の項番3の数値(C)を全て足し合わせ、当該電子くじ対象者数で割り、余りの数値を求めます。

6 項番4で電子くじ対象者に割り当てられた番号と、項番5で計算した余りの数値が一致した入札参加者が、落札者(落札候補者)となります。

 ※ 天体観測をもとに定められたGMT(グリニッジ標準時)とJst(日本標準時:兵庫県明石市を通る東経135度上の時刻)とは9時間の差があります。

「電子くじ」の計算例について

項番

くじ対象者

A者

B者

C者

1

くじ番号(A)

418

020

861

2

GMT(グリニッジ標準時)1970年1月1日0時0分0秒から、電子入札システムに入札書が到達した時刻までの延べ秒数下3桁数値 (B)

〈入札書到達時刻〉

2005年7月8日

 16時40分50秒

〈1970年1月1日 0:0:0からの延べ秒数〉

1120808450秒

下3桁 450

〈入札書到達時刻〉

2005年7月7日

 10時20分35秒

〈1970年1月1日 0:0:0からの延べ秒数〉

1120699235秒

下3桁 235

 〈入札書到達時刻〉

2005年7月8日

14時25分10秒

〈1970年1月1日 0:0:0からの延べ秒数〉

1120713910秒

下3桁 910

3

 (A)+(B)の下3桁

(C)

(418+450)

868

 (020+235)

255

 (861+910)=1771

771

4

 電子くじ対象者の

入札書到達順番

 2  0  1
5

 (C)の合計/

入札参加者数

 (868+255+771)/3=631 余り 1
6 落札者(落札候補者)  C社(到達順番"1"=余り"1")  

※ 計算を試される前に、電卓では項番5の余りが小数点になりますので、手計算されると理解しやすくなります。