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これからの 公共施設のあり方を考える ~最終回~
最終回~公共施設のスリム化に向けて
これまでの復習
これまで整備してきた公共施設は、老朽化が進み、一斉に改修や建て替えの時期を迎えます。
このままだと、現在の2.5倍程度の更新費用が見込まれます。
人口減少・少子高齢化などが進む中、限られた予算での施設の更新、維持管理が課題となっています。
公共施設が古くなって、予算にも限りがある。
施設のスリム化が必要なのはわかるけど、みんなどう思っているのかな?
平成27年3月に行った市民アンケート(※)では、90%以上の人が、公共施設の規模を小さくすることに対して、賛成と答えています。
また、約74%の人が、公共施設統廃合の方向性に対して、賛成と答えています。
※市民アンケート…平成27年3月実施。対象者1,500人、回答率29.7%
たくさんの人が公共施設のスリム化に賛成しているみたいだけど、「スリム化」ってどうやって進めていくの?
施設の機能を一つにまとめたり、使わなくなった建物をほかの施設に転用したりするなど、行政サービスをできる限り維持しながら、公共施設の延べ床面積を減らす取り組みを進めます。
例
私たちの生活にはどんな影響があるの?
場合によっては、利用する施設までの距離が遠くなるなどの影響があるかもしれません。
しかし、次のような多くの効果が期待できます。
- 多機能化による利便性の向上
- 地域の核になる拠点形成
- 利用者・世代間の交流促進による賑わいや楽しさなどの創出
- 余剰スペースを減らすことで、維持管理運営コストが抑えられる
まとめ
人口減少や少子高齢化時代を迎え、財政状況は厳しさを増していきます。
今後、公共施設の安全性や快適性、行政サービスをできる限り維持しながら、公共施設のスリム化や最適な配置を目指す取り組みを進めていきます。
「公共施設維持管理計画」の出前講座を開催します。
施設経営係の職員が公共施設の維持管理計画について説明に伺います。
対象
市内で10人以上の団体(平日のみ)
詳しくは企画課施設経営係まで問合せください。
問合せ
企画課 施設経営係 Tel.22-7075