>郷土の味
明治36年に創業し、創業100年以上の歴史を持つ、県北唯一の清酒業専門の千徳酒造株式会社(大瀬町)。
田丸代表取締役に清酒づくりのこだわりを伺いました。
「日本酒は米を原料としていますが、米一粒一粒のうまみをより抽出しているお酒が日本酒です。
その分、原料代もかかりますが、品質の良い原料が収穫できる田と契約を結ぶなど材料にこだわり、安心・安全な材料を仕入れています」と話します。
現在、食生活の欧米化が進んでいますが、田丸さんは「紹興酒なら中国、ワインならフランスとお酒が国名を連想させるように、日本伝統の米を使う日本酒が日本を代表するお酒と思う。
また、日本食の海外進出とともに外国では日本酒の消費量が増えています。このように、和食と合うのは日本酒なんです」と熱い思いを語ります。
今後の取り組みについては「清酒業界はピーク時の3分の1程度に消費が落ち込んでいます。
消費者に喜んでいただけるような商品や今までとは違う新たな商品づくりをしていきたい」と今後の新商品開発と消費者の満足度向上に意欲を見せていました。
同酒造では、平日の10時〜16時まで見学を無料で行っています。お勧めは、仕込み過程まですべて見ることができる1月〜2月。事前の申し込みが必要です。
Tel.0982-32-2024