職員への市長メッセージ

2010年5月31日 口蹄疫への対応

 口蹄疫については報道されているとおり、49頭の種雄牛にまで感染が及びました。早めに西都市に避難させていた6頭のエース級種牛のうち1頭もすでに殺処分されているので、残りの5頭の無事を祈るばかりです。

 ワクチン接種による封じ込めという前例のない処置まで実施されたのですから、これで今回の口蹄疫問題は何とか終息してほしいと心底思います。

 また、延岡市への感染拡大はなんとしてでも防がねばなりません。そのために約50か所の消毒ポイントはじめさまざまな対策を講じていますし、今後の畜産支援に向けて6月議会でも補正予算を上程する予定にしています。畜産農家はじめ、飼料の販売、運搬業その他、多くの畜産関連の事業者のダメージが日に日に拡大していますので、皆さんも対応に追われて大変でしょうが、全員で乗り切りましょう。

 さらに言えば、県の非常事態宣言を受けてゴールデンゲームズ in のべおかも中止となりました。このような各種イベント、大会などの延期や中止が少なからず市中経済全般に影響してきています。ホテルや旅館、タクシー、仕出し屋さん、飲食店、そこに納入する食材の販売業などへと、影響の連鎖は拡大しています。

 ウイルスの移動を防ぐために、不特定多数のお客さんが集まる行事、特に市外からも多くの参加者が想定される行事については延期あるいは中止ということになります。これについては市民の皆さんのご協力を求めていきましょう。

 反面、自粛ムードが高まる中で、感染拡大リスクをほとんど伴わない会合等も中止されている傾向があるようです。市内の限られた参加者による懇親会などについては、むしろ中止による市内経済への影響のほうが大きいと考えています。何でもかんでもやめてしまえというのは、不況の度を必要以上に深めかねません。対策本部で協議した基準のもと、常識的な判断をお願いしたいと思います。

 

 さて、6月は「天下一マナー運動」の強化月間です。

 日頃から皆さんには接遇の向上などに取り組んでいただいていますので、最近は市民の皆さんから褒められることが増えてきたように感じています。ただ、庁舎内に備え付けの「市民の声」ボックスには、時折お叱りの声が寄せられていることも事実です。

 先日もある市民から、直接私に次のようなご意見を頂戴しました。

「総合窓口に行ったらたまたま誰もいなかったので近くにいた市の職員に下水道関係の窓口について尋ねたところ、『水道局に行ってください』とそっけない返事だった。自分は水道局の場所を知っていたから良かったが、これがお年寄りのお客さんだったら、どうしたらいいかわからず途方にくれることになる対応だったように思う。もっと丁寧に教えてくれてもいいんじゃないか。」

 またこんな声も聞きました。

「応対は文句ないんだけど、その後ろでやたら暇そうに無駄話をしている職員がいるのが気になる。銀行とかではありえないでしょう。」

 窓口の我々にとっては毎月何百人とお越しになるお客様のひとりであっても、その時のお客様にとっては何ヶ月ぶりかの市役所訪問だったのかもしれません。数百回に一回の不手際であっても、そのお客様にとっては一分の一、つまり100%の不手際になるかもしれません。

 100%完璧な応対はありえませんが、その理想を追求していくことこそ接遇の基本姿勢とすべきです。「応対はもう十分やってるよ」と思い込まず、強化月間を自省の機会として今年も心新たに取り組みましょう。