口蹄疫の問題では皆さんにご苦労をおかけしています。特に、消毒ポイントで交代で作業に当たってもらっている皆さん、ご苦労様です。これまでも日向市内のポイントへ延岡市職員として参加してもらっていましたが、新たに延岡市内にも消毒ポイントを設けましたので負担が増えてきているかと思います。まずは感染拡大防止に全力を挙げましょう。
ところで、主に係長級の職員の皆さんをメンバーとして、第5次長期総合計画(後期基本計画)の第1回ワーキンググループ会議が一昨日開かれました。今後、約半年間にわたってのこのワーキンググループでの議論、作業を踏まえ、課長級による専門部会、さらには部長級以上による策定会議において計画案が煮詰められていくことになります。過程において市民の意見をできるだけ多くお聞きすることが大事なのはもちろんですが、このワーキンググループの段階で職員の皆さんがどれだけ熱い思いを持って将来を展望するかが計画案の価値を決めることになると思います。情熱こそが、すべての根本です。たとえ困難な状況下にあっても、情熱と意図さえあれば、具体的な手法は無限だというのが私の経験上の実感です。
市役所の仕事は実に多岐にわたります。企業誘致や医療問題などのように世間の注目度が非常に高い分野もあれば、あまり関心を持たれない分野もあります。たとえば会計課の仕事などは、いかに正確にミスなくルールにのっとった仕事をするかが最大の課題であるかのようなイメージすらあります。しかし、この会計課でも、知恵を絞るとどういうことが可能になるか、ひとつの例を挙げましょう。
会計課では多額のお金を扱います。必要なとき以外は定期預金などで金融機関に預けることになりますが、ここで預金利息が発生します。ご承知のとおり、近年は超低金利が続いていますから昔と比べると利息も少なくなっていました。特別会計まで含めても年間数百万円という水準です。
ところが、利率は変わらないのに、平成18年度あたりからこの預金利息が急激に増えてきて、昨年度にいたってはなんと年間1億円を突破しました。何が起こったのでしょうか。
実は、金融機関ごとのその時その時の状況に応じた金利提示をこまめに求め、機動的に資金を移動させるという操作を年間数十回行った結果なのです。しかも、リスクが増大するような運用は避け、地元金融機関への配慮をしつつ、という前提条件のもとでのオペレーションです。
合併後に地域振興基金などを新たに設置したことで財産総額は増えましたので、基金運用については昔と一律に比べられない部分もありますが、同列に比較可能な一般会計の通常の歳入歳出にかかる預金利息だけを見ても、何年か前は年間数千円あるいは数万円というレベルだったのが、昨年度は1000万円を越えました。漫然と預けっぱなしであれば生まれてこなかったはずのお金です。情熱と意図が知恵を生み、成果を生んだ好例です。
自分個人の財産であれば少しでも金利のいいところにと真剣になるはずなのに、市のお金であれば頓着しないということでは、まさに「お役所仕事」のそしりを免れないでしょう。
このように、いたるところに情熱を傾けるべき対象があります。そんな思いを持って、後期基本計画策定に取り組んでいただきたい。
合併後のまちづくりもまだまだこれからですし、マスタープランのリーディングプロジェクトとしての「新生のべおかプロジェクト」やメディカルタウン構想なども頭において進めていただければと思っています。厳しい経済状況の中、地方分権の受け皿としてドンと来いという延岡市の地力を見せようではありませんか。
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