皆さんおはようございます。市長の首藤です。
米国ではオバマ次期大統領の閣僚人事など、来年以降の政権運営に向けて着々と準備が進められているようです。選挙では圧倒的な勝利を収めたこのオバマ氏ですが、キャッチフレーズは皆さんご存じのとおり、“CHANGE”でした。
日本でも選挙では様々なキャッチフレーズが飛び交います。曰く、「誠実」、「情熱」、「実行力」、etc.
候補者はこうした言葉によって自分を強くアピールしたいわけですが、言葉というのは使われれば使われるほど、すり切れていきます。陳腐化した言葉にはインパクトがありません。
しかしながら、ものの本によると、選挙で唯一陳腐化しない言葉があるのだそうです。それが、「変革」あるいは「変化」だというのですから、どうもこの点では事情は洋の東西を問わないようです。
なぜ「変革」という言葉がいつの時代もそのインパクトを失わないのか、その理由はさておくとしても、我々が行政として仕事をしていくうえで、市民の「変革」への並々ならぬ期待感を頭においておくことが必要ではないかと思います。
部局長マニフェストや枠配分予算に象徴されるように、現在、庁内分権の推進途上です。こうして組織の変革を進めるにあたって、当初、「なぜ今のままではいけないのか。」という声がありました。もっとはっきり言えば、「変えなければいけないほど今の組織は悪いということか。」という反発でもあったように思います。
私の民間での経験から言えば、ひとつには、変えること自体に意味があるのだと考えています。どんな組織も、今現在が理想の姿かといえば決してそんなことはありえません。理想を追求する姿勢は、常に変化を求める姿勢に相通じます。よっぽどの目に見えた弊害がなければ変化できないとすれば、その組織は必ずマンネリズムに陥るものです。
このことは、少々大げさに言えば、宇宙的真理ですらあります。
はるか昔から、地球上に生まれてきた様々な生物は進化発展を続けています。なぜ生物は進化できるのか。その精妙な仕掛けは、世代をつないでいく遺伝子の受け渡し方にあると聞いたことがあります。
犯罪捜査などでしばしばそれが決め手となることでわかるように、人間は、人それぞれに他とは異なるDNAを持っています。次の世代を作るにあたって、男と女の染色体を混ぜ合わせてそのたびに新しい組み合わせの遺伝子が作り出されるのですが、これは、ヒトという生物が種(しゅ)として生き残っていくにあたって、欠くことのできない仕掛けです。
つまり、新しい世代が生まれるたびに遺伝子は小さな変化を遂げていることになりますし、その小さな、しかし弛まざる変化の膨大な繰り返しの中で、環境に適応する方向性を種は探っているのだともいえるのでしょう。
このことは、市役所という組織がその時代と環境に対して最適な組織であり続けるための貴重な示唆を含んでいると思います。
我々は、理想を目指して、常に変革を自らに課していかねばなりません。そして、その変革の主体は、言うまでもなく、私たち一人ひとりです。全員が、「俺(私)がやらねば誰がやる!!」という気概を持って、みんなで頑張りましょう。
(参考までに)********************************
実践 実践 また実践 挑戦 挑戦 また挑戦 修練 修練 また修練
やってやれないことはない やらずに出来るわけがない
今やらずして いつ出来る 俺がやらねば 誰がやる
やって やって やり通せ
(昭和初期から中期にかけて活躍した彫刻家 平櫛田中-ひらくしでんちゅう-の言葉)