職員への市長メッセージ

2006年9月7日 仕事に生きがいを

皆さん、こんにちは。市長の首藤です。

福岡市で飲酒運転による痛ましい事故が発生しました。これを他山の石として、自分たちの足元を今一度見つめ直したいと思います。延岡市職員として、飲酒運転撲滅の決意を皆で新たにしましょう。

さて、従来の幹部会を「行政経営会議」に改め、部課長会を「リーダー会議」として会議運営の再編を行いました。その中で部課長さん方には私から直接お話をさせてもらう機会を作ったところですが、出来れば全職員の方々とコミュニケーションを取ることが出来ないだろうかと考えていました。ランチミーティングなどで直接対話を試みているところですが、如何せん、人数を多くということは物理的に難しい。そこで、今月から電子メールを皆さんに出させていただくことにしました。月に一回程度と考えていますが、どうぞよろしくお願いします。

ちょうど今、私が市長に就任して早くも7ヶ月が経過したところです。土曜も日曜も無く、あっという間に過ぎていく日々でしたが、市役所の仕事ぶりの良い点、悪い点など、いろいろと考えさせられることがありました。今日はその一端を述べたいと思います。

先ず、職務に関して言えば、市職員の皆さんは非常に優秀だと感じています。さすがに大変な倍率の採用試験をパスしてこられた方々だなと思います。反面、せっかくのその能力が、全体としてうまくベクトルを揃えた形で発揮できていないのではないか、そしてそれが市民の中でくすぶっている公務員批判へと連動している面があるのではないかとも感じています。

先日、ある市議会議員の方から指摘を受けました。その内容は、ある地域の人が土木課に草刈を依頼していたところ、数日後、他の課の市職員が別の用務で何人か現地に来たので草刈の実施日について尋ねたところ、「自分たちは土木課の職員ではないので、詳細は土木課に直接問い合わせて欲しい。」と言われたとのことでした。

その市会議員の方がおっしゃるには、同じ市の職員なら、その話を自分で受け止めて土木課に伝えるくらいの配慮はあってしかるべきではないかということでした。このことについては別の見方もあるでしょう。直接土木課に問い合わせてもらったほうが正確で効率的だという判断があったのかもしれません。しかし、問題は、市民から見たときに自分の言葉がどのように相手に聞こえるかということについて想像が及んでいなかった、あるいは配慮がなかったということではないかと思います。

よく「セクショナリズム」だとか、「縦割り」、あるいは「お役所仕事」などという言い方で行政の仕事が批判されますが、私たちの仕事の仕方が市民からどう見られているかということを、私たち自身が常に意識した配慮をすることが必要です。

これも、私たちが襟を正す、あるいは足元を見つめなおす契機としたいと思います。仕事に取り組む姿勢、ものの考え方ということでいえば、そもそも根本のところで、私たちは仕事に生きがいを感じながら日々を送れているでしょうか。自分の仕事にやり甲斐を感じ、市役所という組織の中で各々のベクトルを合わせてより良い成果を挙げるべく取り組むということが十分に出来ているでしょうか。私たちは、睡眠時間を除けば、人生においては仕事に費やす時間が一番多いのです。その時間が充実感に満ちているのであれば人生は楽園ですし、仕事が苦痛であれば、人生は地獄です。

その分かれ目は何か。

私は、それは唯一、自身の「価値観」あるいは「人生観」によると考えています。正しい価値観を持って、仕事に生きがいを感じながら素晴らしい人生を送りたいものです。そしてそれがまた、素晴らしい地域を作ることにつながるのだと確信しています。

延岡市長 首藤正治