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延岡市国保データヘルス計画(概要)

  近年、特定健康診査の結果やレセプト等の電子化、国保データベース(KDB)システム等の整備により、保険者が健康や医療に関する情報を活用して被保険者の健康課題の分析、保健事業の評価等を行うための基盤整備が進んでいる。

図1)
図1

  こうした中、「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)において、各保険者が加入者の健康保持増進のための事業計画『データヘルス計画』を推進することになった。延岡市においても、健康・医療情報を活用してPDCA サイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るための「データヘルス計画」を策定し、生活習慣病対策をはじめとする被保険者の健康増進、重症化予防などの保健事業の実施及び評価を行うこととした。

  本市のデータヘルス計画は、「健康のべおか21」の基本方針を踏まえるとともに、「特定健診等実施計画」との整合性を図り、平成26年度中に策定し、計画期間は、第二期特定健康診査等実施計画の最終年度である平成29年度までとする。

1.延岡市国民健康保険被保険者数の推移

図2

  延岡市国保被保険者数は5年間で3、155人減少しているが、65~74歳の年齢層はほぼ横ばいで推移し、その割合は増えており、加入者の高齢化が進んでいることが伺える。(図2)

 

2.現状と健康課題

1)疾病・死亡・介護の状況

表1)標準化死亡比と死因 (単位:率・%)
項目延岡市宮崎県
標準化死亡比
(SMR)
102.5 98.9 100.0
95.4 95.7 100.0
死因がん 48.1 44.7 48.3
心臓病 28.0 28.2 26.6
脳疾患 17.3 18.2 16.3
糖尿病 1.3 1.7 1.9
腎不全 3.3 3.5 3.4
自殺 2.0 3.6 3.5
KBD帳票No,1(H25年度累計)
  •  「入院」の「1人当たりの医療費」は、虚血性心疾患(636千円)が一番高く、腎不全(546千円)、脳血管疾患(512千円)等の循環器系疾患が高額である。
    また、「外来」の「1人当たりの医療費」は、腎不全(183千円)が、他(25~44千円)に比べても非常に高額になっている。
  •  医療費が「一月100万円を超える高額になる疾病」では「虚血性心疾患」が、「長期入院となる疾患」では、「脳血管疾患」が一番多く、基礎疾患として「高血圧症」「脂質異常症」を持っている者が大きな割合を占めている。
    また、人工透析は長期療養となり医療費も高額である。
  • 本県の死因は、「急性心筋梗塞」「脳血管疾患」等の循環器系の疾患が上位に位置している。延岡市では、この2つの疾患による死因は、国よりも高く、延岡市の死因全体の約45%を占める。(表1)
  • 本市の介護認定率は、県、国より高く、介護給付費も高い。その要因として、糖尿病を基礎疾患とした有病割合が高い。

2)延岡市国保特定健診の状況

表2)特定健診のメタボ該当者・予備群の割合比較(単位:%)
 

延岡市

同規模

宮崎県

全国



メタボ該当者割合 17.4 16.8 16.9(8位) 16.4
男性 26.2 26.4 26.0 25.5
女性 11.0 11.0 10.1 9.4
予備群割合 14.4 10.8 12.8(5位) 11.0
男性 21.0 17.0 18.8 17.3
女性 9.6 6.2 8.3 6.1
KDB帳票No.1 (H25年度累計)
厚生労働省HP特定健診受診率統計
  • メタボリックシンドローム該当者、及び予備群の割合は、国や県よりも多い。(表2)
  • メタボ該当者や予備群レベルのうち「血圧」、「血圧・脂質」の所見のある者、健診有所見者のうち「収縮期血圧130以上」の者の割合は、国、県よりも高い。
  • 「20歳時より10キログラム以上体重増加」している者、「1日1時間以上の身体活動をしていない」者の割合は、国、県よりも高い。
  • 特定健診未受診者の1人当り医療費は、健診受診者の約3倍にもなっている。
    その他、医療・疾病・死亡・介護及び健診の分析から、循環器系疾患が重症化した「虚血性心疾患」や「脳血管疾患」、「人工透析」等への対策が喫緊の課題であり、最優先事項として取り組む必要がある。

3.成果目標

表3)疾病の発生状況の経年変化 (単位:人・%)
虚血性
心疾患
合計脳血管
疾患
合計
患者数割合患者数割合
H24 1,208 3.2 H24 1,250 3.3
H25 1,176 3.1 H25 1,307 3.4
H26 1,139 3.1 H26 1,247 3.4
H27     H27    
H28     H28    
H29     H29    
人工透析合計高血圧症合計
患者数割合患者数割合
H24 135 0.4 H24 7,346 19.5
H25 142 0.4 H25 7,397 19.5
H26 167 0.4 H26 7,287 19.6
H27     H27    
H28     H28    
H29     H29    
KDB帳票No.15,17,18,19 毎年度5月診療分

1)中長期的な目標の設定

      健診や医療情報を分析した結果、「虚血性心疾患」「脳血管疾患」、及び「人工透析」を減少させることを目標にする。(表3)

2)短期的な目標の設定

  虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性腎臓病等の血管変化における共通のリスクとなる「メタボリックシンドローム該当者」等を減らし、「高血圧症」の改善を行うことを短期的な目標とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.保健事業の取り組み

1)特定保健指導(メタボリックシンドローム該当者
・予備群への対応)

  特定保健指導をより効果的・効率的な結果を出すために、予防効果が大きく期待できる「肥満」に「高血圧症」「脂質異常症」を伴っている者への重点的な保健指導を実施する。

2)治療を受けていない「検査値高値」の者への対応

  重症化予防のために、特定健診で「高血圧II度(160または100)以上」「中性脂肪300以上」「LDL-C180以上」の者で、治療を受けていない者、あるいは治療を中断している者への対応として、かかりつけ医を持つことを含め受診勧奨をし、保健指導を実施していく。

3)高血圧症対策

  各地区での健康学習会や健診結果説明会で、積極的に「高血圧予防のための健康管理」を盛り込んでいく他、健診結果で「血圧高値」の者への受診勧奨や保健指導を行う。

また、高血圧症に加え、脂質異常症への保健指導も合わせて行うことで、予防効果が強化される。

4)慢性腎臓病(CKD)対策

  慢性腎臓病が重症化すると人工透析になり、医療費だけでなく個人のQOLを低下させることにもなる。そこで、延岡市医師会の医師らからなる「CKD対策会議」を開催し、対策を協議している。

  また、特定健診に紹介基準を設け、「腎臓病対策連絡票」により腎疾患治療施設での精密検査を勧める他、保健師・管理栄養士等による訪問指導、市民公開講座への協力等を継続する。



担当課 市民環境部 国民健康保険課
住所 本庁舎1階(882-8686 延岡市東本小路2番地1)
電話番号 0982-22-7013(総務係)
FAX 0982-33-5839
メールアドレス kokuho@city.nobeoka.miyazaki.jp
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