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延岡市鳥獣被害防止計画

掲載日:2019年6月12日

 

延岡市鳥獣被害防止計画

 

1.対象鳥獣の種類、被害防止計画の期間及び対象地域 

対象鳥獣 イノシシ、シカ、サル、アライグマ、カワウ、トビ
計画期間 平成29年度~平成31年度
対象地域 延岡市全域

 

2.鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に関する基本的な方針

(1)被害の現状(平成27年度実績)

鳥獣の種類

被害の現状

品目

被害数値

イノシシ

イネ

3.00ヘクタール

1,434千円

飼料作物

5.55ヘクタール

4,470千円

野菜

3.90ヘクタール

1,156千円

12.45ヘクタール

7,060千円

シ  カ

イネ

3.00ヘクタール

1,434千円

飼料作物

4.75ヘクタール

3,870千円

野菜

9.00ヘクタール

5,380千円

16.75ヘクタール

10,684千円

サ  ル

イネ

1.60ヘクタール

1,160千円

飼料作物

1.40ヘクタール

1,350千円

野菜

6.60ヘクタール

4,900千円

果樹

0.80ヘクタール

400千円

10.40ヘクタール

7,810千円

アナグマ

野菜

1.00ヘクタール

320千円

アライグマ

 

 

 

カワウ

アユ等

 

19,920千円

トビ

イワシ等

 

2,400千円

       

 

(2)被害の傾向

イノシシ

イノシシについては、本市全域において広く生息している。

被害については、主に入熟期のイネやイモ・タケノコ等の農林作物への被害のほか、畦や道路の掘り起こし等、生活被害も問題となっている。

 

県の調査(第2期宮崎県第二種特定鳥獣管理計画)によると本市の約8割を占める五ヶ瀬川北部地域では生息密度が21.7頭/k平方メートルとなっており、有害捕獲活動の成果もあり減少傾向にある。

被害については、主に植え付け直後のイネや飼料作物、スギ・ヒノキ等の造林木の食害や角擦りによる剥皮害があり、年間を通じて発生している。また、以前は被害のなかった地域での報告もあがっており、被害範囲は広がっている。

 

本地域のサルの群れは、北浦町、北川町を中心とした北東部に多く生息しており、その群数は約19群、750頭~960頭と推測されている。(第2期宮崎県第二種特定鳥獣管理計画)

被害については、野菜や果樹、シイタケへの被害が急激に増加しているほか、家屋への侵入や市街地への出没等、生活被害も問題となっている。

アナグマ

 アナグマについては、本市全域において広く生息している。

被害については、春~秋期においてスイートコーン等の野菜を中心に報告されている。

アライグマ

 H28年2月に北川町でアライグマが捕獲された事により、本地域において、初めてその生息が確認された。

以前より、地域住民からの目撃情報や爪痕等の痕跡がみられており、捕獲個体以外にもアライグマが生息している可能性は非常に高いと考えられる。現在は農林作物等への被害報告はあがっていないが、今後の被害を未然に防ぐためにも、効果的な初動対策を講じる必要がある。

カワウ

 近年、全国的に生息域が拡大しており、本市においても他地区からの流入があると推測されている。本市の重要な資源であるアユの食害については、溯上期と産卵期に被害が大きい。

トビ

 トビについては、本市全域において広く生息している。

 被害については、水揚げや出荷・搬送中の水産物に対する食害が深刻な問題となっている。

 また、水産物への被害のみならず、出荷作業者に向けて降下する事例も発生するなど、人的被害の危険性も増している。

 

 

(3)被害の軽減目標

指  標

現状値(平成27年度)

目標値(平成31年度)

イノシシ

12.45ヘクタール

7,060千円

8.71ヘクタール

4,942千円

シ  カ

16.75ヘクタール

10,684千円

11.72ヘクタール

7,478千円

サ  ル

10.40ヘクタール

7,810千円

7.28ヘクタール

5,467千円

アナグマ

1.00ヘクタール

320千円

0.70ヘクタール

224千円

アライグマ

 

 

 

 

カワ

 

19,920千円

 

13,944千円

 

2,400千円

 

1,680千円

         

 

(4)従来講じてきた被害防止対策

 

従来講じてきた被害防止対策

課  題

捕獲等

 

に関す

 

る取組

 イノシシに関しては、猟友会各支部の協力のもと、有害鳥獣捕獲班を編成して休日を中心とした銃器による捕獲と、有害捕獲用に導入した箱わなにより捕獲を実施している。

 また、捕獲獣は焼却や埋設のほか食肉として利用している。

 猟友会員の高齢化と常勤者の増加で、土日等休日以外の捕獲活動が難しい。

 

 シカに関しては、猟友会各支部の協力のもと、有害鳥獣捕獲班を編成して休日を中心に捕獲活動を実施している。

 また、捕獲獣は焼却や埋設のほか食肉として利用している。

 猟友会員の高齢化と常勤者の増加で、土日等休日以外の捕獲活動が難しい。

サルに関しては、延岡地区猟友会の協力のもと野猿特別捕獲班を編成し、捕獲を実施しているほか、大型囲いわなの導入により、群れ単位での捕獲を推進している。

また、捕獲獣は殺処分のうえ焼却や埋設の処置をしている。

 猟友会員全てが好んでサルを捕獲する訳ではないので、特別捕獲班の編成に課題が残る。

 また、集落の近辺では銃器の使用が制限されるので、捕獲が進まない。

アナグマに関しては、猟友会各支部の協力のもと、有害鳥獣捕獲班を編成して、被害農地周辺で箱わなによる捕獲を行っている。

 また、捕獲獣は殺処分のうえ焼却や埋設の処置をしている。

 被害の相談はあるが、箱わなに限りがあり、対応しきれていない。

アライグマに関しては、地域住民からの目撃情報や痕跡調査等を基に、現地確認やセンサーカメラ等による生息状況調査を実施している。

 地域住民からの目撃情報の中には、アナグマやタヌキ等、他の小動物と混在している事例がみられる。

 カワウに関しては、猟友会各支部の協力のもと、有害鳥獣捕獲班を編成して銃器による捕獲や追い払いを実施している。

 銃器の使用できる場所が限定されるので、捕獲活動が難しい。

 また、より効率的な駆除・忌避を行うために、カワウの生態を詳しく分析する必要がある。

トビに関しては、銃器による捕獲活動、爆音機を用いた追払いを実施している。

爆音機に対する慣れがみられ、追い払い効果が薄くなってきている。

防護柵の設置等に関する取組

 シカ対策として、ネット柵、イノシシ・シカ対策として、ワイヤーメッシュ柵、金網柵、電気柵、サル対策として電気柵を集落単位で設置し、被害防止対策を行っているほか、緩衝帯設置を行い、野生鳥獣が近づかない集落づくりを進めている。

 電気柵については、定期的な下草の除去等が必要であるほか、その他の防護柵についても適正な管理が望まれる。

 

 

(5)今後の取組方針

イノシシ

シカ

 引き続き対象鳥獣、被害地域の実情に合わせて防護柵を導入する。

 捕獲については追払いや山間部を中心に銃器を使用し、集落周辺においては箱わな、くくりわな等による捕獲を強化する。特に防護柵設置地区周辺においては防護柵による対象獣の誘導を行い、効果的な捕獲の推進を図る。

サ  ル

サルに有効な防護柵が電気柵に限られるため、イノシシ・シカ対策と合わせて、ワイヤーメッシュ柵や金網柵との複合柵の導入を図る。

また、大型囲いわなによる群れ単位での捕獲の推進を図る。

アナグマ

被害農地周辺において、箱わなによる捕獲の推進を図る。

アライグマ

センサーカメラ等を活用した生息状況調査や農林作物等への被害調査を行う。

また、地域住民に対して、アライグマに関する正しい知識の周知・啓発を図る。

カワウ

生息分布状況や生態・漁業への被害調査を行う。

トビ

漁業への被害状況を適切にとらえ、銃器等による捕獲を行う。

共通

集落単位での対策が重要なことから、被害状況にあった研修会を開催し、住民の意識啓発と知識向上を図る。

また、被害が多い集落に対してはリーダー的人材の育成による集落独自の対策を推進するほか、集落自らが有害捕獲を行える体制づくりを図る。

 

 

3.対象鳥獣の捕獲等に関する事項

(1)対象鳥獣の捕獲体制

名称

役割、取組内容

有害鳥獣捕獲班

地元猟友会の推薦により編成。

 イノシシ、シカ、サル等有害鳥獣捕獲を行う。

鳥獣被害対策実施隊のうち対象鳥獣捕獲員

市長の任命により、市職員及び民間より編成。

イノシシ、シカ、サル等有害鳥獣捕獲のほか、集落ぐるみの捕獲活動の推進や捕獲従事者育成を行う。

 

 

(2)その他捕獲に関する取組

年度

対象鳥獣

取組内容

29年度

イノシシ

シカ

サル

アナグマ

アライグマ

 捕獲機材の導入、鳥獣を捕獲する担い手の育成・確保

30年度

イノシシ

シカ

サル

アナグマ

アライグマ

捕獲機材の導入、鳥獣を捕獲する担い手の育成・確保

31年度

イノシシ

シカ

サル

アナグマ

アライグマ

捕獲機材の導入、鳥獣を捕獲する担い手の育成・確保

 

 

(3)対象鳥獣の捕獲計画

 捕獲計画数等の設定の考え方

 捕獲計画数等の設定の考え方

鳥獣種

捕獲実績

捕獲計画頭数根拠

年度

頭羽数

イノシシ

25~27

約6,000頭

 近年の平均捕獲頭数

シカ

25~27

約8,200頭

 近年の平均捕獲頭数

サル

25~27

約300頭

 近年の平均捕獲頭数の1割増

アナグマ

-

-

 1頭/月捕獲

アライグマ

27

1頭

 生息が確認されれば捕獲を行う

カワウ

26~27

56羽

 近年の平均捕獲羽数

トビ

27

86羽

 27年度並み

       

 

対象鳥獣

捕獲計画数等

平成29年度

平成30年度

平成31年度

イノシシ

2,000頭

2,000頭

2,000頭

シカ

2,700頭

2,700頭

2,700頭

サル

110頭

110頭

110頭

アナグマ

12頭

12頭

12頭

アライグマ

5頭

5頭

5頭

カワウ

30羽

30羽

30羽

トビ

80羽

80羽

80羽

       

 

捕獲等の取組内容

イノシシ

シカ

生息区域が市内全域に分布しており、被害についても一年を通じて発生している事から、全地区において、年間を通して捕獲体制を強化する。

銃器については追払いや山間部を中心に使用し、集落周辺においては箱わな、くくりわな等による捕獲を強化する。特に防護柵設置地区周辺においては防護柵による対象獣の誘導を行い、効果的な捕獲の推進を図る。

サル

山から餌となる植物が無くなる時期を中心として大型囲いわなによる群れ単位での捕獲を推進する。

銃器についても追払いや山間部での捕獲に使用する。

アナグマ

特に被害が集中する春~秋期を中心に被害農地周辺において、箱わなによる捕獲を行う。

アライグマ

目撃情報や生息の疑いのある地域においてセンサーカメラによる監視とともに、箱わなによる捕獲を行い、捕獲個体の雌雄や体長の記録等、生息状況調査と一体となって取り組む。

カワウ

捕獲日を決め、銃器による捕獲を年に数回継続実施する

トビ

捕獲日を決め、銃器による捕獲を年に数回継続実施する。

   

 


(4)許可権限委譲事項

対象地域対象鳥獣
   

 

4.防護柵の設置その他の対象鳥獣の捕獲以外の被害防止施策に関する事項

(1)侵入防止柵の整備計画

対象鳥獣

整備内容

平成29年度

平成30年度

平成31年度

シカ

ネット柵 2,000メートル

ネット柵 2,000メートル

ネット柵 2,000メートル

イノシシ

シカ

ワイヤーメッシュ柵 20,000メートル

金網柵 2,000メートル

電気柵 2,000メートル

ワイヤーメッシュ柵 20,000メートル

金網柵 2,000メートル

電気柵 2,000メートル

ワイヤーメッシュ柵 20,000メートル

金網柵 2,000メートル

電気柵 2,000メートル

イノシシ

シカ

サル

 

複合柵 5,000メートル

複合柵 5,000メートル

       

 

 

(2)その他被害防止に関する取組

年度

対象鳥獣

取組内容

29年度

イノシシ

シカ

サル

アナグマ

アライグマ

カワウ

トビ

追上げ・追払い活動、侵入防止柵等の整備・管理、放任果樹の除去、緩衝帯の設置

また、鳥獣被害対策マイスター研修への職員の派遣や、鳥獣被害マイスターを取得した職員による被害地域の地元リーダーの育成。

30年度

31年度

 

 

 5.対象鳥獣による住民の生命、身体又は財産に係る被害が生じ、又は生じる恐れがある場合の対処に関する事項

(1)関係機関の役割

関係機関等の名称

役割

 宮崎県

指導、助言

 延岡警察署

指導、助言、

 延岡市

情報収集、関係機関への連絡

 鳥獣被害対策実施隊

防護柵の設置・管理指導、集落指導

 延岡地区猟友会

捕獲等の協力

 

(2) 緊急時の連絡体制

1

 

6.捕獲等をした対象鳥獣の処理に関する事項

イノシシ

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設、食肉としての利活用

シカ

 適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設、食肉としての利活用

サル

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設

アナグマ

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設

アライグマ

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設、研究機関での検査

カワウ

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設

トビ

適切な処理施設での焼却、捕獲現場での埋設

 

7.捕獲等をした対象鳥獣の食品としての利用等その有効な利用に関する事項

 イノシシ・シカの食肉としての利活用を推進するため、マツダコーポレーションが整備・運営する予定である処理加工施設に対し、関係機関で連携して支援を行い、2019年に年間処理計画頭数1,000頭を目指し、その後更なる処理頭数の拡大を図り、2021年には年間1,100を目標とする。

 処理加工施設における解体後の処理残さは、肥料やペットフードとしての有効活用を検討する。また、「宮崎県野生鳥獣の衛生管理に関するガイドライン」に基づいた解体処理を行い、国産ジビエ認証を取得して、安心・安全なジビエの普及拡大を図る。

 

8.被害防止施策の実施体制に関する事項

(1)協議会に関する事項

協議会の名称

延岡市野生鳥獣被害対策協議会

構成機関の名称

役    割

 延岡市

 被害防止活動の支援

 東臼杵農林振興局

 被害防止技術支援、被害防止対策の検証

 延岡農業協同組合

 被害農家への指導・支援

 延岡地区猟友会

 捕獲体制の整備・協力

 被害地区農業者

 追上げ・追払い

漁業協同組合

生息調査、追払い等

延岡市ジビエ振興コンソーシアム

捕獲獣の利活用

式会社マツダコーポレーション

広域捕獲体制の整備・協力

 

協議会の名称

延岡市有害鳥獣対策協議会

構成機関の名称

役    割

 延岡市

 被害防止活動の支援

 延岡市農業委員会

 被害状況の把握等

 延岡農業協同組合

 被害農家への指導・支援

 延岡地区森林組合

 被害林家への指導・支援

 宮崎県北部農業共済組合

被害状況の把握等

 延岡地区猟友会

捕獲体制の整備・協力

 株式会社マツダコーポレーション

広域捕獲体制の整備・協力

 

(2)関係機関に関する事項

関係機関の名称役 割
 該当なし  該当なし

 

(3)鳥獣被害対策実施隊に関する事項

 名称

延岡市鳥獣被害対策実施隊

 設置年月日

 平成24年3月28日

 構成員

 市職員

 活動内容

 防護柵の設置・管理指導

集落における被害防止対策の指導

捕獲活動

 

(4)その他被害防止施策の実施体制に関する事項

 該当なし

 

9.その他被害防止施策の実施に関し必要な事項

イノシシ

シカ

サル

アナグマ

放任果樹や作物残さの除去に加え、住民が野生獣を見かけた場合には即座に追払いを行うなど集落を餌場と認識させない協力体制が必要である。

アライグマ

カワウ

 アライグマについては、本地域での繁殖が確認されておらず他県からの侵入の恐れがあること、カワウについては行動範囲が広範囲である事から、隣県を含め近隣市町との連携が必要である。

トビ

漁港区域での被害発生のため、各関係機関との協議・連携が必要である。

 

延岡市鳥獣被害防止計画(H29~31) (PDFファイル) 



担当課 農林水産部 林務課
住所 本庁舎3階(882-8686 延岡市東本小路2番地1)
電話番号 0982-22-7019
FAX
メールアドレス rinmu@city.nobeoka.miyazaki.jp
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