現在、宮崎県内では高速道路の整備が急ピッチで進められています。
県北においては、国道218号北方延岡道路の北方IC~舞野間が平成20年4月26日に開通しました。また、東九州自動車道では、佐伯~北川間が新直轄方式(注1)により着工しており、日向~門川間も西日本高速道路(株)により平成25年度までの完成を目指して整備が進められています。
これらの道路が完成すれば、大分市や熊本市、福岡市といった九州の主要都市とのアクセスが飛躍的に向上し、企業誘致に弾みがつくとともに、観光客の増加をはじめ、北浦町などで水揚げされた「北浦灘アジ」に代表される水産物等の迅速な輸送、救急患者の搬送時間短縮など多くの効果が期待できます。
(注1)新直轄方式:国と地方の負担で高速道路を整備する方式



延岡市では、朝夕の通勤時には交通渋滞が毎日のように続いています。また、台風が上陸するたびに、土砂崩壊や冠水で幹線道路である国道などが寸断されます。さらに高速道路ネットワーク体系で見ると、いまだに東九州自動車道や九州中央自動車道がつながっていないため、大分市、熊本市に行くのに2時間以上も時間がかかります。
このように、県内の道路網の整備は、大きく立ち遅れており、活力ある地域づくり、快適な生活環境や安全で安心できる暮らしの実現を図る上で、高速道路をはじめとする道路整備は必要不可欠です。
しかし、私たちの悲願である高速道路網の全線開通は、まだまだ厳しい状況にあります。
東九州自動車道や九州中央自動車道など高速道路網の整備を進めていくためには多額の資金が必要です。
国の23年度当初予算では、直轄事業費(新直轄区間や延岡道路、北方延岡道路等の予算)は、前年度並となっていますが、道路整備予算は年々減ってきています。延岡周辺では、昨年度並の予算が確保されていますが、早期整備のためには、更なる予算の確保が必要です。
都会では、電車や地下鉄などの公共交通機関が充実しており、どこに移動するのにも大変便利です。しかし、地方に住む私たちの移動手段は、自動車に頼らざるを得ない状況です。一世帯当たりの自動車保有台数で見ると、東京に比べて宮崎県は約2.7倍で、多くの税金を負担しています。都会から、順番に高速道路が整備されてきて、やっと私たちの順番が来たと思ったら、予算がないため整備できないということは、到底納得できません。
高速道路網の整備が遅れれば、地域経済の活性化、救急医療、災害対策など地域が抱える課題に対応できなくなる恐れがでてきます。走行時間の短縮という要因が大きな割合を占める費用対便益の数値だけで、今後の幹線道路の整備を決めることになれば、交通量の少ない地方の道路は整備されないこととなり、ますます都会との格差は広がってしまうばかりです。
東九州自動車道、九州中央自動車道など、県北地域の発展にとって不可欠な道路の整備を着実に進めるために、道路整備の予算を確保することが必要です。

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