
延岡の特産品といえば「チキン南蛮」や「アユ」と答える人は多いと思いますが、のべおか観光物産ステーションや立呑みの驛(えき)には、他にも地場にこだわたった産品がそろっています。
多くの商品があふれる現在。普段、何げなく口にしているものほど、その味の魅力に気づかないのかもしれません。地元で生産された延岡の味をもう一度確認してみませんか。
今回は、のべおか観光物産ステーションの人気商品と地酒を紹介します。
大切な人へ贈答品やお歳暮選びにも利用してはいかがでしょうか。
延岡駅正面入り口に向かって、左手に位置するのべおか観光物産ステーション(原則7時~19時営業・年中無休、延岡観光協会運営)。
平成17年4月にオープンし、敷地約50平方メートルの売り場の店内には、地場産品を中心に地酒(ビール・日本酒・焼酎)や干物、練り物、お茶、漬物などの加工品、伝統工芸品、お土産用のお菓子など地元の特産品や贈答品が所狭しと並んでいます。昨年12月に売り場を拡張し内装をリニューアル。その効果もあり、毎月1,000人~1,300人が利用しています。
同ステーションの藤本店長に話を伺うと「7割程度は出張や観光などの市外のお客さんですが、地元の人もお中元やお歳暮、贈答品に利用されています。しかし、まだまだステーションの場所や存在を知らない人がいるのも事実です。地元で生産された商品を中心に品ぞろえをしているので、ぜひ地元の皆さんにも利用していただきたい」と話します。
延岡駅正面入り口に向かって、右手に位置する立呑みの驛(えき)(平日17時~21時営業)。昭和の風情を醸し出す赤ちょうちんが目印で、延岡観光協会が、地場産品のPRと延岡駅のにぎわいを創出するために企画。今年の5月からオープンしています。
旧観光案内所として使っていた約24平方メートルの店内には、延岡産ヒノキを使ったカウンターやテーブルが設置されています。メニューは、すべて延岡産にこだわり、地ビールや日本酒、焼酎、島浦のあかもくあげみ、北川のウナギ骨せんべい、チーズちくわ、豚軟骨のトロトロ煮などがあります。価格も200円から500円と手ごろな設定です。
「電車待ちの時間に、ビジネスマンや観光客に気軽に立ち寄ってもらい、延岡の地場産品のおいしさや魅力を市外の人に宣伝してもらえれば」と藤本店長。


観光物産ステーションの商品の中で、指名買いをする人が多く、すぐ欠品する人気商品。カレールーの中には煮込まれたやわらかいチキンが2本入っています。


観光物産ステーションの練り物の中で売れ筋の太ちくわ。ちくわの中にチーズが入っており、カットするだけで手軽に食べられ、リピーターが多い商品です。


市外の観光客からも人気の商品。本名は「皇賀玉(おがたま)饅頭」と呼びますが、皮が破れ中あんがみえることから「破れまんじゅう」と言われるようになりました。


電子レンジで20秒程度、加熱するだけの手間いらず。酒のつまみとして人気の高い小カマス。小ウルメやタチウオのハラジなども同じく人気の商品です。


宮崎県と言えば地鶏が有名ですが、延岡で生産された鶏炭火焼きも歯ごたえがあり好評。お土産や酒のつまみには欠かせない定番商品です。


名物の子持ち鮎めしは、ほぐした鮎の身ときざみショウガをまぜ合わせた鮎めしの上に、子持ち鮎の甘露煮を一尾のせたぜいたくな一品です。
海の幸、山の幸を詰め込んだ延岡ならではの名産品をセットにした「延岡ずばなもん」。素材から製法にいたるまで、安心・安全にこだわっています。
※セット内容の組み合わせは自由です。


ココレッタ延岡2階に事務所を構える延岡観光協会。より積極的な活動ができるよう、平成20年12月に一般社団法人となりました。
延岡観光協会土屋事務局長に今後の物産の取り組みを伺いました。「今回紹介のあった観光物産ステーションは、地場にこだわった産品をそろえています。よくお客様から『大手メーカーのビールや焼酎は置いていないか』といった問い合わせがありますが、地場で作られた物をメインに扱っています。立呑みの驛も同様で、地酒や延岡産の物しか提供していません」と地元の商品にこだわっています。物産ステーションや立呑みの驛以外の取り組みは「延岡発祥のチキン南蛮をB級グルメのグランプリに出品し、さらに全国に延岡の味力を発信していきたい。また、延岡名物のアユやなは、昨年、北方町川水流の1カ所でしたが、今年は、観光協会も延岡水郷やなにアユやなをかけます。アユを楽しんでもらうだけでなく、テナントショップも併設し、地場産品の消費拡大にも貢献したい」と味の情報発信基地として、役割を果たしたいと意欲をみせます。
物産の課題は「延岡は、良い素材がたくさんあり、物づくりの力を持っています。しかし、お土産品など販売する場所が少ないため、良い商品も地元の人にも浸透しづらいのでは」と話します。
このような状況を踏まえ、今後の取り組みは「延岡ずばなもん(安心・安全にこだわった地場産品)など加工したものを販売ルートにのせ、地場産品を売る場所を提供していきたい。また、関係機関と連携して合併した北方・北浦・北川の特産品を前面に出していきたい」と地元の商品魅力(味力)について熱い思いを話しました。
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