
最近、新聞やテレビなどで犯罪の低年齢化や「キレる」子どもたちの話題が増えています。原因は、社会の変化、学校教育の変化などがあげられるほかに家庭環境の変化にも問題があったのではといわれています。大家族から核家族への移行、両親の共働きの増加など、今の子どもは幼いころからおとなと変わらない環境で育てられることが少なくありません。
子どもから見た場合、この環境ではコミュニケーションの範囲が狭くなります。むかしは、お母さんのほか、家庭にはおじいさんやおばあさんがいたところが多かったのですが、核家族化が進んだ現在では、子育ての役目がお母さんに限定されやすく、共働きによってお母さんとも十分にコミュニケーションがとれない場合が増えています。これにより、子どもにストレスが蓄積され、成長していくうちに精神の不安定や非行へつながっていくのではないかと考えられています。
また、共働きはしていなくても核家族の家庭では、お母さんへの子育ての負担が大きく、子育て支援センターやテレホンサービスにも数多くの相談が届いています。
延岡市で行われている各種の相談事業の中でも子育てに関するものが最も多く利用され、特に子どもへのしつけや遊びについての相談が多くなっています。


民間団体の調査では、子育ての真っ盛りのお母さんのほぼ10人に1人が「たたく」「泣いていても放っておく」など子どもへの虐待をしたことがあるというデータも出ており、お母さんひとりの子育てが親子それぞれにかなりのストレスを与えていることがわかります。
生まれてからまだ数年しかたっていない子どもは、いろいろな経験が少ないために、他人の言っていることが理解できなかったり、自分の表現がうまくできないのが普通です。それらの問題を克服するために言葉をはじめ、さまざまな情報を得ようと必死です。また、子どもがこれからの長い人生を乗り越えていくためには、まわりの人たちが生きていくことのすばらしさや人の心のありがたさを伝えてあげる必要があります。これらの2つを同時に満たしてくれるのが、本の「読み聞かせ」です。
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