延岡市の文化向上に特に顕著な功績のあった文化功労者が決まりました。今年度は、学芸文化部門で德永 明さんと黒木 重代司さんが受賞しました。
市では、昭和25年度から文化功労者を表彰しており、表彰者は、今年度で177人となりました。
德永 明さんは、本市の伝統文化である市指定無形文化財「三川内神楽」の無形文化財保持者として高度の技量を保持するとともに、80年以上に渡って後継者の育成にあたり、戦後、断絶の危機に瀕し途絶えかけようとしていた大井地区「三川内神楽」の振興とその保存伝承に尽くした功績は極めて大きなものがありました。
德永 明さんのコメント
これまで八十数年にわたり、地域の人々の温かさに見守られながら、三川内神楽を舞ってこられましたことが何よりの喜びです。万物の恵みに感謝の気持ちを表そうとの一念で神楽を舞ってきましたが、このような形で評価され、感慨もひとしおです。先達に教えられ、はじめて神楽を舞った幼い日のことが遠く懐かしいです。お蔭様で後進も育ち、私も安心しています。
黒木 重代司さんは、北川町史談会会長、北川町文化協会副会長などを務めるとともに北川ばんば音頭、長井木遣り唄など民俗芸能の伝承者として活躍。また、永年にわたり地域の伝統文化や文化財の保存活動に尽力。さらに、温故知新の会の設立や地域伝統文化再発見事業の実施など地域文化の振興に大きく貢献されました。
黒木 重代司さんのコメント
この度、平成21年度延岡市文化功労者という、実に思いがけない表彰をいただくにあたり、私、真に身に余る光栄と心から、よろこびとするところであります。
この機に当り、今日までの過ごし方を振り返って見るときに、自分はただ好きな事や又やりたいことをただひたすらに走って来たにすぎません。賞をいただくなど夢にも思ったことはありませんでした。しかし今回このような晴れの賞を受けることになりましたことは、私一人のみの功績では決してありません。何事にも同好の皆さんの惜しみないご支援とご協力があったればこそだと深く感銘しているところであります。
今後ともこの方達との尚一層の和と心の絆を深めながら先人達の残された貴重な農山村の文化遺産の発掘と伝承にこれからの残された人生を傾注する所存でありますことを申し上げ、今回の受賞のお礼の言葉といたします。ありがとうございました。
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