「延岡市地域福祉計画」は誰もが安心して健やかに暮らせるまちを地域住民と一体となって作り上げるための計画です。地域住民や福祉サービスを提供する団体、ボランティア団体、行政が協力し合い、“共に生き、支え合う地域社会”の実現を目指します。
かつての私たちの暮らしを思い起こしてみると、町内活動をはじめとして、住民がお互いに支え合って暮らす温かい地域の姿がありました。しかし、経済的・物資的に豊かになった今、そういった地域の姿は失われつつあります。
このような時代だからこそ、これからの福祉がどうあるべきかをみんなで知恵を出し合って考えていく必要があります。福祉サービスを充実させるのはもちろんのこと、地域に暮らす人たちが支え合い、助け合っていくことで、もっと安心して健やかに暮らしていくことができるのです。
「延岡に住んで本当に良かった」と言えるようなまちにするには、これまで以上に行政が努力することが必要です。しかし、行政の努力以外にも、自治会などのさまざまな住民組織や社会福祉協議会などの関連する民間団体、ボランティア団体などの協力が必要です。また、地域住民一人ひとりの自発的・積極的な行動も重要になります。
この地域福祉計画は、これまでの「福祉のまちづくり」を一歩進め、「福祉でまちづくり」の発想のもとに、誰もが安心して暮らせるまちを地域住民と一体となって作り上げるためのものです。
住民参加の考えを基本に計画づくりに取り組みました。地域福祉計画では、計画づくりそのものを「地域福祉啓発の場」、「地域福祉実践活動の第一歩」と位置づけ、地域住民の視点から課題を拾い上げ、その解決策や自分たち住民に何ができるかを話し合いました。地域福祉懇談会をしない18地区で49回にわたり開催し、のべ1,854人の参加者から1,186件の課題や意見をいただきました。
さらに保健福祉関係団体への聞き取り調査やパブリックコメント(意見公募)を行い、市民の皆さんの声を可能な限り計画に反映させるよう努めました。
誰もが安心して健やかに暮らせる地域社会の実現~市民一人ひとりが地域福祉の担い手に~を理念に掲げ、その達成に向け、「地域住民による支え合いの仕組みづくり」と「地域福祉の共通基礎づくり」の2つを目標に定めました。そして、下記の施策の方向性にもとづき、市民の皆さまの参画を得ながら地域福祉の推進に取り組んで生きます。
基本目標1
地域住民による支え合いの仕組みづくり
地域住民が地域の課題を自分の課題として受け止め、その解決を図り、助け合い、支え合って生活していくことが大切です。個人の尊厳を守りながら地域住民と地域の諸団体、行政が協働して、お互いが支え合う仕組みづくりを勧めます。
基本目標2
地域福祉の共通基盤づくり
地域住民やボランティアなどの参加による活動と公的なサービスが効果的に連携していくことが不可欠です。行政は地域住民の視点で施策を点検し、地域福祉の共通基盤づくりに取り組みます。
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