近年、自殺者数が全国的に増えています。日本の自殺率は世界の中でも高く、毎年3万人以上が自らの命を絶っている状況です。
1人の自殺(未遂も含む)は、尊い命を失うだけでなく、少なくとも周囲の5~6人以上に深刻な心理的影響を与えるといわれています。つまり、日本では毎年十数万人以上の人々が自殺による影響を受けている、ということになります。
かけがえのない心といのちのために、私たちにできることからはじめませんか?
日本の年間自殺者数は、1998年(平成10年)以来3万人を超えています。
2007年(平成19年)の年間自殺者数は、日本全体では33,093人、宮崎県では394人でした。

自殺の原因や動機で最も多いのは、健康問題、経済・生活問題です。しかし、自殺は単にひとつの原因から起こるのではなく、様々な要因が複雑に関係しています。また、その背景に「うつ」などの心の病気があることも少なくありません。
自ら命を絶った人の9割は何らかの心の病気があった、との報告があります。そのうち最も多いのが「うつ」です。うつは、認知の歪み(悲観、自分を責める、自分に価値がないと思う等)を生じます。他の選択肢を冷静に考えることが難しくなるため、自殺に結びつきやすいと考えられます。

何らかの心の病気があった人の中で、精神科治療を受けていた人は2割程度。もしも、もっと多くの人が適切な治療をうけていたなら、自殺に至らなかったかもしれません。
うつに早く気づき、適切に対応することは、自殺を防ぐ重要な対策の一つといえます。
体調不良で検査を受けても特に異常が発見されないのに不調が続く場合は、うつ病の可能性を疑って専門医(精神科や心療内科)に相談してください。

うつは、誰でもかかる可能性がある病気です。
単に気分が落ち込んでいるというだけでなく、「心身の疲労が蓄積し、休息のリズムが乱れ、疲れているのに休めない」状態になります。また環境の変化など、さまざまな生活体験によって、うつになる可能性が高まります。
心の変化
気分が沈む、集中力・記憶力などが低下する、興味・関心がなくなる、涙もろくなる、自分を責める、自分などいない方がよいと思う、死にたくなる など
体の変化
眠れない、食欲がない、体重が減った、だるい、頭痛めまい など

専門医(精神科、心療内科など)への受診等で対応することが必要です。
また、適切な判断ができにくい状態になっています。重要な決定は先延ばしにし、まずは心と体を休めてあげましょう。

言葉や行動、体の不調など、「いつもと違うな」という変化に早めに気づくことが重要です。少しでも気になったら、本人の気持ちを大切にしながら医療機関(精神科、心療内科、かかりつけ医)や相談窓口(下記参照)への相談をすすめましょう。
また、うつ病治療の原則は、休養が優先です。無理に外出・運動・気分転換等をすすめないようにしましょう。「がんばれ」などの励ましは厳禁です。
アルコールはうつ病を悪化させることがあります。うつ病の症状があるときは、アルコールは控えましょう。
自殺を防ぐためには、社会全体で支えあう仕組みづくりが大切です。私たち1人ひとりがお互いに支えあい、見守り助け合っていくことで、自殺を予防していきましょう。
また、自殺者の約7割は誰にも相談していない、という状況です。「話す」ことは心と気持ちの整理につながります。1人で悩みを抱え込まず、ぜひ相談窓口(下記)をご利用ください。
延岡市東本小路2-1 延岡市健康管理センター(市役所西別館)内
TEL.0982-22-7014、FAX.0982-22-1347
延岡市大貫町1丁目2840
TEL.0982-33-5373、FAX.0982-33-5375
宮崎市霧島1丁目1-2
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