今後の県北の地域医療は・・・
他市町村や各機関とさらなる連携!
医師の不足や偏在、高齢化など厳しい状況が続く中、今、すべきことは・・・。
延岡市(行政)や医師会、市民団体の代表者から返ってきたキーワードは、医療の連携や条例の実行でした。県北の地域医療の現状や今後の取り組みについてどう考えているのか伺いました。
体制は整いつつある
全国的な医師不足の問題や医師の偏在は、国全体としての問題でもあります。しかし、地域として解決できることは、自分たちで解決したいと思っています。
昨年9月に地域医療を守る条例を制定し、まだまだ取り組みが根付いていないところもありますが、全国の医師からは反響があります。なぜ注目されたのか。これは、全国の市町村で、医療機関、市民、行政がここまで連携して一緒になって地域医療を守っていこうとする自治体は他にないからです。まだ結果は出ていませんが、改善するための体制は整ってきているので悲観すべき状況ではないと思います。結果を出すためにも、皆さんと連携し結果を出していきたいです。
結果を出すための取り組み
結果を出すための取り組みとして、地域医療再生計画があります。これは、1つの医療圏に25億円の予算を使って地域医療を再生する計画です。延岡の医療圏では、ドクターヘリの実現や県立延岡病院の設備拡充、夜間急病センターの施設拡充などに取り組んでいきます。しかし、これらの地域医療の問題は、延岡市だけのテーマではなく、定住自立圏の問題でもあるので、日向市や門川町などと連携し、解決していきます。
医療スタッフの努力
延岡市医師会会員の平均年齢は約60歳。医師不足と医師の高齢化の状況が続きますが、昨年から土曜日昼間・深夜帯の夜間急病センターの診療時間の拡充など出来る限りのことをしてきました。また、2次救急患者である消化管出血患者や脳卒中患者の受け入れも輪番制で行っています。
日中の通常勤務に加え、急病センターでの勤務、輪番制による患者受け入れなど緊張感から解放されることはありません。
これは、看護師にも当てはまることで、看護師が地元に留まっているからこそ現状を何とか保っていると言えます。
日向の医療圏と連携を
延岡市では、平日深夜帯(23時~翌朝7時)の診療ができていません。小児科医が特に不足しており、急病センターの小児科診療は、大学などの派遣に頼っています。
この状況を少しでも改善するためには、延岡市という枠組みだけでなく、日向の医療圏とも連携していく方が良いと思っています。市単独ではなく県北でまとまることで、補完しあえる部分やアピールもしやすくなります。皆さんが健康長寿であるために、市民公開講座などで健康に対する啓発も進めていく予定です。
市民の役割の実行を
先日、小林市の地域医療を考える会と意見交換を行いましたが、県北・日南・小林地区の地域医療は、全国的に見ても深刻な状況であると認識しています。
特に延岡市内の小児科医師はわずかです。さらに70歳を超える先生も2人いらっしゃると聞いています。これから先、特に小児医療が守れるのかを心配しています。市や国、県も対策をとっていますが、皆さんもご存じのとおり、医師の養成には、時間がかかります。医療資源にも限りがありますので、皆さんが地域医療を守る条例にある、市民の役割を実行していくことが必要と考えています。
医療スタッフを守るために
県北の地域医療を守る会は、医療関係者や患者、民間団体、地元のマスコミ、区長会など10の団体から成り立っています。毎月1回例会を開いています。会全体は、広報活動や交流研修、県病院サポートの3つの分科会に別れています。どうすれば地域医療を守れるかを主眼に各分科会でも活動をしています。
各地域で、啓発や講演会などを行っていますが、まだ地域医療に関する正しい知識や現状を知らない人もいますので、講演会とは別に小さな地域単位で勉強会を開催していく予定です。
このページに関するお問い合わせはこちら |
|
|---|---|
| 地域医療対策室 | |
| 西別館2階(882-0813 延岡市東本小路112番地1) | |
| 0982-22-7066 | |
| 0982-22-1347 | |
| ti-iryou@city.nobeoka.miyazaki.jp | |