市長コラム

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一幅一瓶展

今年もまた楽しく一幅一瓶展を見せていただいた。第46回を数える。
もともとは書展と華展が別々に開かれていたのを、一緒にやったら面白いのではないかと発案した人がいて、賛同者も多かったため、延岡商工会議所や岡富小学校を会場としてスタートしたらしい。そのうちに「一幅一瓶展」という呼称がついて今に至っている。
まず、抽選で書道家と華道家の組み合わせが決められる。そして書家が作品を書き上げ、もしくは構想をまとめて華道家に伝え、それにマッチする活け花が活けられるという手順を取る。会場では、今年は計70組の作品が展示されていた。
いかにも城下町延岡らしい取り組みだし、それがこうして半世紀近く続いているというのは延岡の文化度の高さを象徴している。
そして、時代の変化と共に中身も変わってきているのだそうだ。書にしても、昔と違って、素人にも内容が読めて理解できる作品が多くなったと聞いた。花材も幅が広がってきているらしい。
この一幅一瓶展にキャッチコピーを付けるとすれば、今であればさしずめ「書と華のコラボレーション」とでも言うところだろう。
書、あるいは華の単独の展覧会はどこでも開かれているが、その組み合わせとなると珍しいし、また面白さもぐっと違ったものになる。1足す1が2ではなくて、3にも4にもなるのが素晴らしい。
延岡が全国に誇れるもののひとつである。